吉田カバンのビジネスリュック 出し入れの仕方に工夫定番3ブランドの新ビジネスリュックをチェック(中)

ナイロンオックスにボンディング加工をした手触りの良い生地は、表面にテフロンファブリックプロテクター加工、裏面にウレタンコーティングが施されたはっ水性能が高いもの。また、ファスナーのテープ部分や内装にもはっ水加工を施しているので、小雨くらいではかばんの中に浸水することはない。

表面の大きなポケットはタテ使い・ヨコ使いの両方に対応し、大きく開くので扱いやすい。クッション性のあるリュックストラップを使い、リュックストラップを留める金具をかばん本体から少し引き出した位置に付けるなど、背負ったときのフィット感を考えた構造になっているのも魅力的だ。

大きく開くフロントポケット。ファスナーを開く方向と位置でタテにもヨコにも対応する
メインコンパートメントはタテ方向にフルオープンする仕様。背面側にはPCが入るサイズのクッションポケットも装備

PORTER TIMEシリーズから革製リュック

2015年に発売された「PORTER TIME」シリーズは、ビジネスバッグに必要な機能をベーシックなデザインに落とし込んだ人気シリーズ。そのPORTER TIMEを革素材にアップグレートしたシリーズが、「PORTER TIME BLACK」だ。牛ステアをクロームなめしした素材は、きめ細かく、柔らかく、なめしの段階でスコッチガードを施してあるので水にも強い。

吉田カバン「PORTER TIME BLACK DAY PACK」(5万8000円)、サイズはW29×H43×D16cm、重さは1040g、色はブラックのみ

同シリーズのデイパックが「PORTER TIME BLACK DAY PACK」。30~60代をターゲットにした大人のビジネスリュックだ。

面や内装にナイロンを使うことで、革のリュックとは思えない軽さに仕上がっている。そのうえ、デイパックとは思えないくらい豊富なポケット類が用意され、背面は独立したコンパートメントの中にPC用ポケットが配置されている。

写真上:メインコンパートメント以外にも収納力のあるポケットを豊富に用意。表面上部のポケットはさらに中にファスナーポケットがある。写真下:表面下部のポケットの中にも仕分け用のオープンポケットが用意されている
写真上:かさばるものも入る広いメインコンパートメント。写真下:背面には独立したPC用ポケット内蔵のコンパートメントがある

面白いのは、メインコンパートメントを開閉するスライダー(ファスナー)が4個付いていること。これによって、メインコンパートメントにあらゆる角度からアクセスできるのだ。背負ったままや、リュックストラップを片方だけ肩から外した状態でスムーズに中のものを取り出したり、かばんに収納したりできる。

メインコンパートメントには4つのスライダーを配し、好きな場所から物を出し入れできる

スライダーはロック式で、歩く際にカチャカチャ音がしないようになっているのもうれしい配慮。「あえて革らしくない質感の革を選ぶのにこだわった」(岡田氏)という、ナイロンバッグのように使える革かばん。そのコンセプトも面白い。

背負ったところ。ボリューム感があり、収納力もある
定番3ブランドの新ビジネスリュックをチェック
上 ザ・ノース・フェイスの新リュック 自立し収納も多彩
中 吉田カバンのビジネスリュック 出し入れの仕方に工夫
下 TUMIのビジネスリュック ブリーフでも違和感なく

(ライター 納富廉邦)

[日経トレンディネット 2017年12月11日付の記事を再構成]