マネー研究所

七転び八起き

ベトナムへの投資、大型株を主力に

2018/1/8

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はワニさん(34) これまでベトナムには10回以上いった。一番最近では10月に渡航。日本にはない勢いに驚くばかり。

■2004年~

ワニさん ベトナムの成長に乗る

大学3年生の時、大学入学以来何となくためていたお金が約65万円に。父に誘われて中国株投資を始めた。銘柄選びも父任せで、なぜその銘柄を買ったのか自分で分かっていない状況だった。最初のころ買った電力株は、下がってもどう対処すべきか分からず、結局、購入価格の3割の損を出したところで損切りした。2~3カ月分のバイト代が一気になくなってショックを受けた。失敗に懲りて売り上げと利益を見るといった投資の基本をおさえつつ、中国株投資を続けた。

■07年~

中国株の投資情報会社が企画した上海の企業視察ツアーに参加。大手飲料メーカーの工場に行くとジュースの原料となるリンゴの畑が工場の周りに見渡す限り広がり、スケールの大きさに驚いた。ここで他のツアー参加者にベトナム株投資に誘われる。当時、代表的な指数であるホーチミン証券取引所のVN指数が史上最高値付近で推移しており、チャンスと感じた。上海ツアーの2週間後、ベトナムに渡航して証券口座を開設した。

■08年~

ベトナム株投資を始めてすぐにリーマン・ショックが起きる。VN指数は09年初頭は最高値の約5分の1まで下落。その後も上がるのは大型株のみで、保有銘柄の多くは回復せずに大きく損を出した。ベトナム株は流動性が低い銘柄が多く、売ろうとしてもすぐに売れず損が広がった。底の見えない恐怖を味わった。

■現在

リーマン・ショックの反省から買う時点で損切りの水準を決めておく、大型株を主力にするといったルールを設けてベトナム株投資を続けている。保有銘柄で期待するのが航空貨物を扱うノイバイ貨物サービス。競合がなく空港拡張の予定もあり業績が拡大すると見ている。ベトナム経済は伸び盛りで各産業の最大手企業に投資すれば自然と成果が出る。国が成長する勢いに乗って投資を続けたい。

[日経ヴェリタス2017年12月31日付]

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL