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「億ション」が都心部に次々、買うのは誰? 職業は

2018/1/9

 首都圏の億ション購入者として、新たに浮上してきたのが地方の資産家だ。「少子高齢化で、地方の過疎化が急速に進んでいる。高度医療を提供する大型病院もなく、自治体のサービスも低下し、不動産価値はどんどん下がっている。昔は住み慣れた故郷で一生過ごそうという人が多かったが、今のうちに東京都心の物件を購入しておこうという資産家が増えている」(大手不動産会社)という。

東京湾岸部に次々登場するタワーマンション

 億ションの購入者は、株や土地などの不動産を持つ資産家か、年収2000万円以上の高額所得者にほぼ限られる。リクルートエグゼクティブエージェントのエグゼクティブコンサルタントを務める渡辺博一氏は、「日本の大手企業、上場企業でも役員クラスにならないと、年収2000万円を超えるケースは多くはありません」という。一方で、「外資系企業だと、金融やメディカル分野であれば、事業部長クラスでも2000万円を超す人が多い。小規模な外資系でもカントリーマネジャークラスなら超えます。大手の外資系コンサルタントであれば、若手の部長クラスで超す場合があります」という。

■外資系は高収入だが…

 やはり国内の大手企業よりも外資系企業の方が報酬面では恵まれている。しかし、「外資系企業で生き残るのは大変です。金融はリストラが多く、メディカルは合併などの再編を繰り返します。コンサルタントは忙しくて体力面でもきついので、若くないとしんどい。外資系企業で活躍していても、50代を超すとなかなか厳しくなりますね」(渡辺氏)と指摘する。企業のビジネスパーソンのみならず、弁護士や医師の競争も年々激しくなっており、年収2000万円以上の高額所得を維持するのは決して楽ではない。

 現在、億ションは東京都心の港区、千代田区、中央区を中心に供給が続いている。さらに周辺の渋谷区、目黒区、世田谷区、杉並区、そして横浜市の中心街でも次々登場しようとしている。少子化の流れの中、日本の人口は確実に減ってゆくが、大都市圏の中心部のマンションの人気は下がる様子がない。憧れの億ションを手に入れるには、まず「勝ち組キャリア」になり、それを磨き続ける必要がありそうだ。

(代慶達也)

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