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私たちが働くことで得られるものはなにか。

多くの場合それは経験や知識、スキルなどです。また、社内や取引先との人間関係が構築されてゆきますし、その結果として日々の仕事がより円滑に進むようになります。そういう人たちが「仕事ができる」とか「上司やお客様のお気に入り」だといわれます。

ただそれらの「常識」は少し変化しつつあります。皆さんの周りでも、出世しているわけでもないのに楽しそうな人。あるいは副業や兼業で成功している人、退職したにもかかわらず個人で活躍している人が増えていませんか?

上司の視点を持つだけでは不十分な時代が来た

そもそも人はなぜ働くのか。

ほとんどの人にとっては、給与を受け取るためでしょう。働く対価として給与を得ることで、生計を立てたり、好きなことをしたりするわけです。

今もらっている給与で満足している人はそれでいいけれども、もっとたくさんの給与が欲しい人は、給与や賞与を増やしたりするための評価を高める努力をしたり、より高い責任のポジションに出世することを目指したりします。

では評価を高めたり、出世するための方法とは、どういうものでしょう。

2014年に私は『出世する人は人事評価を気にしない』という本を書きました。おかげさまで多くの方に手にとっていただき、今こうしてNIKKEI STYLEでも小稿を連載しているわけですが、この数年でまた時代は大きく変化しました。

『出世する人は~』の要旨は簡単にいえば「いち早く上司の視点を持てた人が出世する」というものです。目の前の仕事を頑張る「だけ」ではなく、その仕事を指示した上司の意図をちゃんと考えて働けるようになれば、より効率的に出世できる。だから目の前の評価に一喜一憂する必要はない、ということを書きました。ただ、そのような視点の変化を含めてもなお、『出世する人は~』で示した考え方は会社に雇われている人のものでした。

しかし今、1社の中で人生を過ごすことがあたりまえではなくなりつつあります。

「人生100年時代」といわれる中で、一生の中の平均的な転職回数も複数回になりつつあります。もしかすると日本でもアメリカのように、5年おきくらいに転職することがあたりまえになるのかもしれません。

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