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スマホにAIが降臨、進化に弾み VRは「独り立ち」へ

2018年のデジタルトレンド

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NIKKEI STYLE

2018年、デジタル関連製品ではどのようなものがはやるだろうか。また、これからどんな技術が伸びてくるだろうか。ジャーナリストの津田大介氏、AV/デジタル機器に強い西田宗千佳氏、モバイル業界に詳しい佐野正弘氏といったMONO TRENDYの連載陣に加え、辛口評価記事で人気の戸田覚氏に予測してもらった。うち3氏が共通して挙げたのが人工知能(AI)。ユーザーにも身近なところで使われるようになってくる。

◇  ◇  ◇

津田氏:AIによるカメラや翻訳の進化に期待

2018年で僕が注目しているトレンドは「AI」。17年5月には米グーグルのグループ企業である英ディープマインドが開発した「アルファ碁」が世界最強と言われるプロ棋士を破って話題になったが、18年はもっと身近なところでAIの恩恵が受けられるようになるのではないか。

たとえば「カメラ」。17年は「インスタ映え」がユーキャン新語・流行語大賞に選ばれたが、Instagramが普及したことで、カメラが自己表現のツールとなった。きれいな写真に対するニーズは18年もますます増えていくはずだ。すでに写真を加工できたりきれいに映したりできるアプリは数多く存在するが、本格的にAIが関わることで、この分野は飛躍的に進化するに違いない。プロのカメラマンが長年の経験から導き出すような、最適なライティングを瞬時に見つけ出す。人々のInstagramへの熱狂ぶりを見ていると、そんな機能を持つスマートフォン(スマホ)やカメラが出てくるのは時間の問題ではないかと思えてくる。

もう一つ、僕が気になっているのが「翻訳」。17年は音声入力をはじめとする機械翻訳が精度を大きく上げて話題になった。この点で僕が期待しているのは、言葉のテキスト化だ。話している言葉を他の言語に翻訳できるのだから、その言葉をテキスト化することもできるはず。たとえば2人が話している間に置いておけば、会話を自動的に文章にしてくれる機械。スマートスピーカーを使っていると、それが実現するのも遠くない気がする。取材で人の話を聞くのが仕事のマスコミだけでなく、ミーティングの記録や議事録作りにニーズはあるのではないか。

これまでは人間でないとできないと思われていたことを代わりにしてくれる、進化したAIとIoT(モノのインターネット化)を組み合わせた魅力的なデバイスの登場に期待したい。

津田大介
 ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。NIKKEI STYLEに「津田大介のMONOサーチ」を連載中。

佐野氏:AIを使った端末の機能向上に期待

2018年に注目しているのはAIだ。といっても従来のクラウドを活用したAIではなく、端末側でAI関連の処理を高速にこなすチップセットの存在である。

クラウドを用いたAIは膨大なコンピューターパワーを生かせる一方、ネットワークを経由するため一定のタイムラグが発生するし、セキュリティー面での不安もぬぐい切れないことから活用範囲に限界があった。そうした問題を解消し、AI技術の活用をより広げる上でも、端末側で高速にAI処理をこなすチップセットに期待するのだ。

そうしたチップセットは17年後半からいくつか投入されており、アップルの「iPhone X」がそれを活用し、高い精度を誇る顔認証システム「Face ID」を実現したことで話題となった。18年には、多くのスマホにチップセットを提供している米クアルコムが、AI処理の高速化に対応した「Snapdragon 845」を投入、スマホ端末内でのAI技術活用が本格化する。これを活用してスマホにどのような進化がもたらされるのかに、大いに注目している。

佐野正弘
 福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。NIKKEI STYLEに「佐野正弘のモバイル最前線」を連載中。

戸田氏:iPhone Xに大型版ができてほしい

iPhone Xを使い続けてひしひしと感じたのが、画面サイズの小ささだ。「iPhone 7 Plus」から乗り換えた僕としては、小さな文字が見づらくて参っている。ということで、そんなニーズを踏まえた「iPhone X Plus」の登場を予測する。名前は変わるかもしれないが、おそらく当たるだろう。2018年は、有機ELを使ったスマホがさらに数を増やし、液晶の終わりが感じられそうだ。

スマホやパソコンで「USB PD(Power Delivery)」対応の製品が徐々に増える。ACアダプターやバッテリーを共通利用できるというメリットがある。これから買うなら、対応製品を選択の条件の一つにすると良いだろう。

スマートスピーカーも価格が安いので、はやるに違いない。本当にAIで機能が進化すると、製品の買い換えは進まなくなりそうだ。そういう意味では、デジタル機器のターニングポイントになる年として注目したい。スマホにもAIチップが搭載されはじめており、ハードウエアを売るだけのビジネスは利益を得づらくなり、AIによる情報提供や広告などのエコシステムへとシフトしそうだ。18年以降、多くのハードウエアは単なる箱に近づいていくだろう。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

西田氏:VRがついにブレイクする?

18年に注目する製品としては「スタンドアローンHMD(ヘッドマウントディスプレー)」を挙げる。VR(仮想現実)が話題になりはじめて2年ほど経ったが、「個人市場で大ブレーク」というほどは売れていない。コンテンツの量やコストなど難点はいろいろあるが、中でも「ケーブル」の問題は小さくない。PCやゲーム機を用意した上で、太く長いケーブルでつながったHMDをかぶるのは、いかにも大変だ。しかし、コンピュータ本体とHMDが一体になった「スタンドアローン型」なら話は変わる。さっとかぶればすぐにVRの世界を体験できるからだ。中国市場向けには、すでに台湾HTCが「Vive Focus」を発売しているが、18年前半には、米オキュラスが本命ともいえる「Oculus Go」を199ドルで発売する。

これらのスタンドアローンHMDは、アーキテクチャー的にはスマホに近い。そのためグラフィックパワーはないが、開発は容易である。Oculus Goクローンのようなものは、スマホの開発力があるODM(相手先ブランドによる設計・生産)なら、開発のハードルも低い。

出たからといっていきなりヒットするとは限らないが、「価格とケーブルの問題をクリアーしたVRがどこに向かうか」は注目に値する。スマホ自身のVR・AR(拡張現実)対応も含め、18年・19年の2年間は注目しておいて損はない。

西田宗千佳
 フリージャーナリスト。1971年福井県生まれ。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、ネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。NIKKEI STYLEに「西田宗千佳のデジタル未来図」を連載中。

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