マネー研究所

七転び八起き

FXでランド買い失敗、株で挽回狙う

2018/1/1

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はカンジさん(36) ウイスキーにはまって数年。種類や味が豊富にあり、幅広く楽しめるのが投資と似通っていると思う。

■2007年10月~

カンジさん 下がり相場でも買い続ければいつか上がる

立ち寄った本屋でサラリーマンが1億円をつくる方法を指南した本と出会う。それまで「投資=ギャンブル」と考えていたが、本を読み考えが変わり、投資に足を踏み入れる。日本株や米国株などのインデックスファンドや、ブラジル、ロシア、インド、中国(BRICs)株のアクティブファンドなどの投資信託を購入。半年で30万円ほどもうけた。

■08年

上場投資信託(ETF)を買い始め、職場の同僚に触発されて外国為替証拠金取引(FX)を開始。取引する通貨の金利差に応じて受け取れる金利収入(スワップポイント)を目当てに、南アフリカ・ランドに投資し、5~10倍のレバレッジをかけていた。しかし9月のリーマン・ショックで環境が変わり、持っていた資産の価格がみるみる下落した。

「安く買い高く売る」という投資家の習性が身に染みついており、南ア・ランドが一旦下落した時点で押し目買いした。読みと違い南アランドは下がり続け、一気に30~40万円が溶けてしまった。突然の出来事で慌て、投信の一部を損切りし解約してしまったのも痛い思い出だ。

■09年~

持っていた投信を見直したほか、米ドルやユーロなどの外貨建てMMFに手を出す。しかし、途中でユーロの外貨建てMMFのみ償還されてしまい、ぼうぜんとする。しょうがないので戻ったユーロでドイツ国債を買った。余った端数の数ユーロはいまだに口座に残ったままだ。

■13年~

FXを再開。以前と同じ南ア・ランドだがレバレッジは1倍にとどめている。昨年からはついに株式投資も始め、銀行株を買った。キリンホールディングス(2503)株や食品関連株など、買いたい気持ちはあるが、昨今の株高に乗り切れず機を逃した。次に株価が下がったら迷わず買いたい。

[日経ヴェリタス2017年12月24日付]

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