森川葵 カメラ20台以上、撮るよりも触るのが好き

本当は、引っ越しをする時に大変になるので、モノを増やしたくないんです。でも『がんばったし、次、このお仕事が決まったから、買っちゃおう』と自分へのご褒美的に買っていたら、どんどんモノが増えて、部屋が大変なことになっています」

「それ、いいじゃん!」で、私物と一緒に映画出演

2018年1月5日公開の出演作は『嘘八百』。『百円の恋』(14年)をヒットさせた監督による作品だ。落ちぶれた古物商(中井貴一)と陶芸家(佐々木蔵之介)が、ニセの骨董品を作り上げて人生の一発逆転を狙うというコメディーだ。森川さんは古物商の娘・いまりを演じている。

「中井貴一さんと佐々木蔵之介さんのダブル主演作ということで、お話をいただいたときは、うれしかったです。『そんな映画に、私も参加できるんだ』って。

「中井貴一さんと佐々木蔵之介さんとは、去年の『花戦さ』という映画でご一緒したんですけど、同じシーンはほとんどなかった。今回、きちんと向き合ってお芝居をすることができて、すごくうれしかったです」

いまりちゃんは不思議なところがあって、好きになる男の子も、ちょっと変わってる(笑)。幼少期に親と良い時間を過ごした記憶がないので、お父さんといるときは常にムスッとしていて、こじらせちゃってる女の子なんです。私はそんないまりちゃんに共感できるところがあったし、いろんな遊びができる役だったので、演じていて楽しかったです。

映画で印象に残ったものは、髪形や髪飾りです。髪が伸びていたので、適当に髪をくくって衣装合わせに行ったんですよ。そうしたらヘアメイクさんに、『その髪形、いいね』と言われて、そのままそれが、いまりちゃんの髪形になって(笑)。それから『いまりちゃんって、どんな髪飾りをするのかな?』と話していたとき、たまたま私のバッグの中に入っていたブローチを見て、『それ、いいじゃん!』と。『ゴムを付けて髪飾りにしたらカワイイんじゃない?』と言われて、私のブローチが髪飾りに使われることになったんです。

「私物のブローチが髪飾りに使われることになったんです」(C)2018「嘘八百」製作委員会

そういうふうに、髪形や身につけるものが決まることは珍しい。私物を褒められた上に、自分のものが役に合っていたということも、うれしかったです」

完成した『嘘八百』は、不器用な大人たちの奮闘ぶりで笑わせながら、最後に少しホロリとさせる作品になった。

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