森川葵 カメラ20台以上、撮るよりも触るのが好き

2018/1/4

私のモノ語り

「撮影もしますが、それよりもカメラの形や見た目が好きなんです」
「撮影もしますが、それよりもカメラの形や見た目が好きなんです」

役に合わせて丸刈りになったり金髪にしたりと、徹底した変化(へんげ)ぶりで注目を集めてきた女優の森川葵さん。自ら「こじらせ系」だという22歳のカメレオン女優は、カメラ、靴、メガネなどモノについても独特の感性を持っていた。

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「初めてフィルムカメラを買ったのは、今から5年くらい前です。中古カメラ屋さんに入ったら、そこにあったペンタックスの一眼レフがなんとなく欲しくなっちゃって。それから気付いたらどんどん増えていって、今ではいろんなメーカーの一眼レフや二眼レフ、コンパクトカメラ、『写ルンです』まで20台くらいは持ってます。

カメラのコレクション。右上のペンタックスが最初に買ったカメラ。森川さんのインスタグラムより

撮影もたまにしますけど、どちらかというと、カメラという機械の、形とか見た目が好きなんです。特に好きなのはレンズ。あのガラスのツヤ感や、透き通っている感じがたまらない(笑)。眺めたり触ったりするのが好きなので、本気で写真を撮っている人には言われますね。『もったいない、カメラちょうだい!』って。でも絶対、あげない(笑)。

あとフィルムカメラは、ちょっと不器用な感じがするところも好きです。デジタルカメラも一応持ってますけど、最先端のスマートな感じについていけてない。アナログで不器用な感じのフィルムカメラを見ると、ホッとするんですよ。私も不器用だから(笑)。

フィルムは残るところもいいですね。デジタルで撮るとあまり見返さないし、正直、データが消えていてもわからないじゃないですか。でもフィルムで撮ると、現像されて紙焼きが残る。それを見ると、『このとき、あのお店に行ったな』とか、記憶がよみがえってくるのが楽しいです」

「コレクション癖があるのかもしれない」と話す森川さん。カメラの他にも、靴やメガネを集めてしまうという。

「靴、好きなんです。カメラと同じで、靴もデザインがさまざまなので、眺めているだけで楽しい。カワイイ靴を持ってるだけで、『うれしい、幸せ!』と感じます。だから買ったけど、履いてない靴もあったりしますね。『これ、いつ履くんだろう?』と思うんですけど、捨てられない。

「これ、いつ履くんだろう?」と思っている靴もあります

メガネも1個じゃなく、『もっといろいろ試してみたい!』と、いろんな形のものが欲しくなっちゃうんですよ。

最近はコートが好きで、お買い物に行くたびに、コートばっかり買ってます。正直、コートって、1つか2つあれば冬を乗り切れるじゃないですか。なのに、この冬だけでも黒のロングコートも買ったし、ブルーのチェックのコートも買って……(笑)。

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「それ、いいじゃん!」で、私物と一緒に映画出演