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食の豆知識

おせち、作りますか買いますか そもそも食べない3割

2017/12/27

メがでるクワイ

それに加え父母も若かった。若い夫婦には古臭い煮しめより、洋風の肉料理の方がうれしいものだ。うるさいことをいう上の世代はいない。母は料理が下手。となれば「やりたいようにやっちゃえ」とはじけてしまうのも無理はない。私の幼いころ、おせちといえばミートボールだった。実家のおせちに典型的なアイテムが取り入れられるようになったのは、父母が中年になってからのことだ。

ところで、世間の人たちはどんなおせちを食べているのだろうか。まずは「おせちを作るか、買うか。そもそも食べないか」について、ツイッターで尋ねてみた。さらに「何をどんなふうに食べるのか」を個別に返信していただいた。

面白かったのは「おせちは食べない」とした人の割合が、投票を始めた当初も、12時間後も、3日後も、最後までずっと3割をキープしていたことだ。

ツイッターでの調査はリツイートされることによって拡散するが、そのリツイートした人がどういう人かで、投票してくれる人のクラスターはガラッと変わる。つまり、私をフォローしているような料理好きクラスターだけでなく、そこから離れ、模型が趣味の人たちを回っているときも、ジャニーズファンも、数学マニアも、文学の人も、どこのクラスターかいわいを回ろうとも結果は同じだった。常に3割は「食べない派」だったのだ。これはもう趣味や仕事、出自にかかわらず「今や日本人の3割はおせちを食べない」ということなのだろう。

おせちを食べない理由は、ほぼ同じ。「味が嫌い」だからだ。

タイ料理を詰めてもおせちに

「作るのは手間だし、買えば高い。それなのに誰も食べない。ムダの極み」「毎年嫌いなものから少しずつ減らしていったらついに去年、ゼロになった。スッキリした」「おせちは子供のころから嫌いだった。大人だからもう食べなくていいのがうれしい」と、断捨離の喜びに満ちた声が多く寄せられた。

一方「でもおせちやめるなんて自分だけかと思っていたから、仲間がいっぱいいてうれしい」という安堵の声もあった。伝統っぽいことを中止するには勇気がいる。たとえそれが家の中だけのことでも。「食べない派」の皆さん、2018年からは堂々と胸を張って生きてほしい。

「典型的なおせちの味は確かに苦手だが、それでも並べたい」という人たちもいる。

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