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吉岡里帆 『きみが心に棲みついた』で連ドラ初主演

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NIKKEI STYLE

『カルテット』『ごめん、愛している』(ともにTBS系)といったドラマや10社を数えるCM出演で、2017年に大活躍を見せた吉岡里帆。作品ごとに一歩ずつ、着実にステップアップを重ねて結果を残してきた。今年はさらなる飛躍をめざし、1月16日から『きみが心に棲みついた』(TBS系)で、ついに連続ドラマ初主演に挑む。

17年1月に放映されたドラマ『カルテット』で、目が笑っていない元地下アイドルの来杉有朱(きすぎありす)役が反響を呼び、瞬く間に活躍の幅を広げた。知名度を上げるきっかけとなったのは16年後期のNHK連続テレビ小説『あさが来た』。朝ドラの脇役で注目され、一気に主演クラスへと上り詰めるケースも多いが、吉岡はドラマ、映画、CMと一歩一歩着実にステップを踏み、「かめばかむほど味が出る」ような女優として成功街道を歩んできた。

「『カルテット』、初めて連ドラのヒロインを演じた『ごめん、愛してる』――17年は、チャンスの切符をいただいた年でした。でも、その切符は片道切符。しかも駅を降りたら、そこで『次の旅はもっと難しいものになるけど、行くなら行ってみたら?』と、次の片道切符をいただくような。覚悟を持ってやるしかないという現場の連続でした。でも、それを繰り返していたら、思ってもいない出会いや、見たことのない景色を見ることができたんです。この感覚は16年から感じていたんですが、17年はさらに初めての挑戦が多く、感受性がどんどん刺激されていったという実感があります」

日経エンタテインメント!誌が前回インタビューをしたのは、『ごめん、愛してる』の撮影直前。その際は「初めてのことだらけで」と不安を隠せなかった。実際のところ、その現場ではどのような経験をしたのだろう。

「『ごめん~』は、初のヒロイン役ということで大変だったんですが、共演者の皆さんにとても恵まれました。影響を特に受けた1人が、大竹しのぶさん。ご一緒するシーンが多かったので、撮影の合間などでお話をさせていただいたんです。歴史あるドラマ枠『日曜劇場』のヒロインに抜てきされ、プレッシャーは大きかったんですが、それに大竹さんは気付いてくださって。よく『大丈夫? これは難しいよね』とか、励ましてくれたんです。

演技の話、人生観の話もしてくださったんですが、1つひとつのお話が本当にすごすぎて。特に印象に残っているのは、大竹さんが今の私と同じ24歳のときのお話。大竹さんもその当時、周りに気を使ってずっとビクビクされていたそうなんです。伸び伸びと自分の仕事を全うされているように見える大竹さんですが、初めから何でもできる人なんていないと教えてくださいました。お話をうかがった後、ちょっと肩の力が抜けたんです。次の仕事への電車に乗るにあたって『シベリアに行くのに、そんなTシャツじゃダメよ』って、そっと毛布をかけてくれたような感じというか(笑)。

主演の長瀬(智也)さんからは『周りをよく見る』ことを学びました。長瀬さんはいつもフランクで、座長としてみんなのことを引っ張っていく一方で、周りには絶対に気を使わせないんです。『カルテット』のときは、主演の4人がいるだけで電車はものすごい勢いで走り出している状態。私はなんとか飛び乗ったような感じだったんです。今回はヒロイン役として長瀬さんに近いところで立ち居振る舞いを見たことで、学べたことが多いんだと思います」

女優を始めて一番大きな年

「共演者やスタッフのみなさんの影響を受けて、自分のマインドがどんどん変わっているんです。自信がないのは今も以前も変わらないですし、むしろ自信過多にはならないし、なれないと思っているんですが、以前よりも作品を楽しめるようになって。以前は、一緒に仕事する皆さんへのリスペクトが先に立って、過度の緊張をしてしまいがちだったんですが、いい緊張感を保ちながら、尊敬する人たちと一丸となって作品作りを楽しめるようになってきました。

17年は、女優業を始めて一番大きい年になったと言い切れると思います。葛藤したこともうれしかったことも忘れないし、私が30代、40代になったときに、大竹さんが私に話してくれたように、話す年なんじゃないかと思うんです」

吉岡は17年に入って、日本コカ・コーラ「綾鷹 にごりほのか」、日清食品「どん兵衛」、資生堂「エリクシール ルフレ」など新規でのCM出演が急増。また、映画『名探偵コナン から紅の恋歌』で声優、10月公開の映画『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』ではナレーションと仕事の幅を広げている。

今回のインタビューを行ったのは18年公開予定の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の撮影中。本作では阿部サダヲ相手にヒロインとして出演するが、ナンセンスコメディということで、17年に演じた役柄とはガラリと印象を変える。

「脚本を読んでいて分かるくらい、本当に面白い作品ですが、1年前の私だったら、この笑いの意味を追求して、監督に『これはどういう意味ですか』って聞いていたと思うんです。でも、『ごめん~』や『カルテット』を経て、作品にプカッと浮かんじゃえばいいんだ、と余裕を持てるようになりました。以前から目標にしていることですが、私の自意識や作為がどんどん薄れているという感じ。自分が監督や共演者からどう見られているか、ばかりを気にしていた頃とは違い、作品の中に入り込んで役になりきることだけを追求しようと頑張っています」

そして1月16日からは、ついに主演に挑戦。『きみが心に棲みついた』で主役・小川今日子を演じる。

「ヒロインでも驚いていたのに主演だなんて、今でも『夢かしら』って思ってます(笑)。原作は少女マンガですが、キラキラしたマンガではなく、毒気もバイオレンスもあって、読み始めたら止まらないんです。撮影はこれからですが、きっと見た人たちが翌日『あれ、見た?』と話題にしてくれるような作品になると予感しています」

(ライター よしひろまさみち)

[日経エンタテインメント! 2018年1月号の記事を再構成]

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