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創立100年迎える「東女」 なぜ今も企業にモテモテ 東京女子大学の小野祥子学長に聞く

2017/12/24

東京都杉並区にある東京女子大学

2018年に創立100周年を迎える東京女子大学(東京・杉並)。約9万5千平方メートルの美しいキャンパスに約4千人の「東女(とんじょ)」の女子学生が集う。全国的に女子大人気が下がるなか、大手企業への就職率では女子大でトップクラスの実績を上げている。なぜ企業にもてるのか。東京の西荻窪にある東女を訪ねた。

■チャペル内では演奏会も

12月2日、東女のキャンパス内にある講堂では、クリスマスコンサートとして第63回メサイア公演が開かれた。JR西荻窪駅から徒歩12分のところにある東女。都内有数の高級住宅街の善福寺に緑豊かなキャンパスが広がる。講堂に隣接するチャペルでも、学園祭などで演奏会が開かれるが、「とにかく荘厳、パイプオルガンの音色がすばらしい」と、楽しみにしている学生や地域の人たちは少なくない。ステンドグラスが美しいチャペルは東女の象徴的な建物だ。

キャンパスには瀟洒(しょうしゃ)な本館を中心に整然と建物が並ぶ。広い芝生の中庭があり、女子学生らがおしゃべりに興じている。他の大学と比較して、1人当たりの空間が広く、雑然とした雰囲気はない。

なぜ東女を選んだのか、何人かの女子学生に聞いてみた。「女子高校だったのでその流れで何となく」という学生もいたが、明確に理由を語る学生もいた。

■偏差値の割に「お得な学校」

チャペルにはパイプオルガンがあり、演奏会を開くことも

「意外と『お得な学校』じゃないかと。学生の多いマンモス大学だったら、私なんて埋もれてしまいますが、ここだと自分を出しやすいし、やりたい勉強もできる。何より就職がいい。大半の人は志望した会社に行けますね」。現代教養学部3年生の女子学生は志望理由をこう話す。MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)クラスの大学にも受かったが、あえて東女を選んだという。

東女の小野祥子学長も「確かに偏差値の割には『お得な学校』といえるかもしれませんが」とほほ笑みながら話す。大学通信などの調査によると、16年卒業生を対象にした「有名企業400社の実就職率ランキング」では、女子大で1位になったという。

女子大から大企業への就職というと、一般職採用のイメージが強いが、東女によると、17年3月の進路状況は就職率が99.5%。コース別では総合職と準総合職で49.5%とほぼ半数、一般職は19.8%だ。

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