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来年を充実した年に 「やりたい」を実現する方法3つ

"もったいない"脱出の仕事術

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NIKKEI STYLE

コミュニケーションコーチの岩田ヘレンです。皆さんは、最近流行している「Bucket List(バケツリスト)」をご存じですか? Bucket Listはよく「死ぬまでにやりたいことリスト」と翻訳されていますが、リストを作るのに年齢は特に関係ありません。先日は16歳になる私の娘が「Oh, that's on my Bucket List!」と言うのを聞いたくらいです。

やりたいことを決めると、人生がより充実したものになります。その理由は、人生がIntentional Life、意図的に選択した人生になるからです。やりたいことを決めて実現していくと自分自身がハッピーになるだけでなく、周囲にも必ずいい影響を与えます。重要なのは「自分で意図的に決める」ということです。

来年1年の「やりたいことリスト」をつくる

もうすぐ2017年も終わりますが、私にとっての2017年を振り返ってみると、なんだか今ひとつ盛り上がらない1年だったような気がしました。それはなぜかと考えてみると、その前の年、つまり2016年は自分で意図して実現させた大きなイベントがたくさんあり、とても充実したすばらしい年だったことに気付きました。それに比べたら今年は、自分で意図して実現したことがやや少なかったのですね。

そこで、2018年はもっともっと意図的にチャレンジをしようと決めました。しかも、来年はちょうど50歳になるのです! 「Fabulous 50(すばらしい50歳)」に向けて「50のやりたいことリスト」を今まさにつくろうとしています。とはいっても、いっぺんに50個を実現するのは大変なので、大きいことも小さいことも含めて、前半の半年間に25個、後半の半年間に25個のやりたいことを考えています。

来年「すばらしい30歳」になる方も、「すばらしい40歳」になる方も、もちろんそれ以外の方もぜひ来年の「やりたいことリスト」をつくってみることをおすすめします。小さなことでもかまわないのです。それが実現したらワクワクしたり、うれしかったり、ほっと安心できるようなことをたくさん考えてみましょう。

さて、「やりたいことリスト」をつくるだけではなく、その中身を実現させるための方法を考えてみます。

やりたいことを実現する方法その1 締め切りを具体的に作る

以前もお話ししましたが、私は空手が大好きで、もう長いこと練習を続けています。私が習っている空手の先生のお父さんが昔、空手の解説書を書かれました。空手の歴史と、空手の型についてくわしく解説した立派な本です。あるとき、空手の先生から「この本を英訳してくれませんか」と言われました。私が所属する空手の流派は世界中に生徒がいますから、英語でその本を読みたい人もたくさんいるはずです。そこで、先輩と私は「はい、ぜひやります」と答えました。

私は歴史解説の部分、先輩は型の解説の部分と担当を決めて、翻訳に取り掛かりました。ところどころは日本人が読んでも難解な日本語で書かれているのです。翻訳自体は何とかひととおり終わったのですが、文章のブラッシュアップが大変で、いまだに完成していません。

この翻訳にどれくらい時間がかかっていると思いますか? 実は、「英訳をやってください」と頼まれたのは、1…9…9…8年! なんと20年も前なのです。

こんなに時間がかかってしまった理由はただ一つ。「締め切り」がなかったのです。「いつまでにやってください」ではなく、単に「やってください」と言われただけだったのです。

これは、あらゆることに当てはまると思います。何かを確実にやるためには「いつまでにやる!」という締め切りがとても重要です。「やりたいこと」は、「いつかやれたらいいな」ではなくて、「〇〇までにやる」と締め切りも一緒に決めましょう。

やりたいことを実現する方法その2 誰かに宣言する

やりたいことを実現する2番目の方法。これは人にもよりますが、誰かほかの人に「〇〇をやります!」と宣言してしまうことです。あなたが「口に出して言ったことにはaccountability(説明責任)がある」と考えるタイプなら、この方法はとても効果的です。

ちなみに、私の来年の「やりたいことリスト」に入っているものの一つが、「空手の五段を取ること」です!(ここで言ってしまったからにはもう後には引けません。練習しなければ!)

もちろん人によっては「有言実行」ではなく、誰にも目標を言わずに黙々と実行するタイプもいますから、自分に合わないと思ったら他のやり方を試してみるといいでしょう。 

もう一つ、来年やりたいのが、メンバーシップ制のコミュニティーをつくることです。昨年出版した「英語の仕事術」のKindle版が来年1月に出るのですが、本を読んでもそれだけでスキルが身に付くというわけにはいきません。読者のその後のフォローをするためにも、オンラインとオフラインのコミュニティーを実現したいと考えています。スキルアップを目指す人は、1人だけで頑張るのではなくコミュニティーで誰かと一緒に頑張れば、より上達への近道になるはずです。

やりたいことを実現する方法その3 ビジョンに訴える

やりたいことを実現する3番目の方法。これも人によるのですが、「ビジョンボード」を作ってみるというものです。

ビジョンボードとは、やりたいことや実現したいことを絵や写真でボード(板)の上に自由に表現するものです。こんなところに旅行したい、こんな家に住みたいといったイメージを絵に描いたり、雑誌の写真などで気に入ったものを切り抜いたりしてボードにどんどん貼っていきます。

私のフランス人の知人は、実際にビジョンボードのワークショップで指導をしています。昨年つくったビジョンボードに、何気なくゲイシャ(芸者)の絵を貼ったそうです。そのときは全く予定もなかったのですが、今年、本当に日本に来ることになりました。視覚からの情報に強く影響されるビジュアルタイプの方はこの方法が合っているかもしれません。人によって好みや傾向が違うので、一つの方法があまりうまく行かなかったら別の方法を試してみてください。

何歳になっても、やりたいことに向かって常に進歩、成長を続けているという実感は人生に必要なことです。もしかしたら今は仕事が忙しくて、やりたいことを考える時間があまりないという人もいるかもしれません。でも「意図的な人生」を自らつくり出さないと、人生はあっという間に過ぎ去ってしまいます。

皆さんの来年の「やりたいこと」は何ですか。一つだけ、メールで教えてください(helen@sasugacommunications.com)。充実したすばらしい1年になるかどうかは、「やりたいことリスト」の中身次第ですよ。

岩田ヘレン
 グローバル・コミュニケーション・コーチ。英ヨークシャー出身、さすがコミュニケーションズ代表。ウイズ株式会社 アドバイザー。日本翻訳者協会理事長、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社コミュニケーション・マネージャーなどを経て2013年にさすがコミュニケーションズ設立。グローバル・ビジネスを想定した企業向けのコミュニケーション・スキル研修などを実施している。著書に「英語の仕事術 グローバル・ビジネスのコミュニケーション」(小学館)。

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