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招待なしで入れるプラチナカード 会員特典も充実 世界の空港ラウンジ無料、健康相談など

2017/12/19

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 海外によく行くため、クレジットカードのプラチナ会員向けの特典に関心があります。招待がなくても申し込めるプラチナカードが出てきたようですが、どのような特徴がありますか。

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 クレジットカードにはいくつかランクがあり、会員特典や利用限度額、年会費が異なる。「一般」と「ゴールド」までは基本的に誰でも申し込めるが、「プラチナ」以上は利用履歴などに基づいてゴールド会員をカード会社が招待しないと入会できないものが多い。

 しかし、カード決済に詳しいポイ探(東京・中央)の菊地崇仁代表は「ここ数年、招待がなくても入会申請できるプラチナカードが増えている」と話す。

 2017年11月に住信SBIネット銀行が「ミライノカード PLATINUM」を、10月にはJCBが「JCBプラチナ」の発行を始めた。ソニー銀行は10月から、高島屋とVISAの加盟店で使える「タカシマヤプラチナデビットカード」を発行している。

 年会費(税込み)は住信SBIネット銀行とJCBが2万7000円。同じシリーズのゴールドと比べて2.5~8.3倍だ。ゴールド会員の特典では飽きたらず、高い年会費を払ってもプラチナ会員向けのサービスをとことん使いこなしたいという需要があるという。では、どのような会員特典があるのか。

 まずは、世界の空港千カ所以上にある専用ラウンジを無料で使える。通常は「プライオリティ・パス」というプログラムで年会費399ドル(約4万5000円)のプレステージ会員になる必要があるが、プラチナ会員なら無料でパスがもらえる。旅行や出張で海外に行く機会が多いなら、年会費の元が取れそうだ。

 ソニー銀行のデビットカードには海外空港ラウンジの特典はないが、高島屋の店舗内にある「メンバーズサロン」を利用できる。

 カードに付帯する旅行傷害保険も充実している。補償額を1億円とするカードが多く、ゴールドより手厚い。また、中には旅行代金の支払いをそのカードでしなくても補償が受けられるものもある。

 「時間の節約になる」と菊地氏が勧めるのは、プラチナ会員専用の「コンシェルジュサービス」だ。ホテルや飲食店、パッケージ旅行などの予約を24時間365日代行してくれたり、予算や人数を伝えれば、忘年会やパーティーなどの会場を探してもらえたりする。

 ほかにも利用額に応じて付与するポイントの還元率が高かったり、健康相談などが24時間できたりするなど、カード会社によって特徴的なサービスもある。

 クレジットカードは入会申請をすると、過去の利用実績や収入などの審査を受ける。プラチナカードだと審査基準も厳しくなる可能性が高い。申し込んでも必ず会員になれるとは限らないことに注意しよう。

[日本経済新聞朝刊2017年12月16日付]

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