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リーダーの母校

孫さんは十刀流、私は二刀流 湘南高で鍛えた経営力 後藤芳光・福岡ソフトバンクホークス社長兼オーナー代行が語る(下)

2017/12/25

後藤芳光・福岡ソフトバンクホークス社長兼オーナー代行

プロ野球、福岡ソフトバンクホークスの後藤芳光社長兼オーナー代行(54)が語る、母校の湘南高校(神奈川県藤沢市)での経験。勉強はサボりがちだったものの、リーダーシップや多様な価値観を認め合うことの大切さを学んだという。その体験が、常勝球団の経営にも役立っていると話す。

2浪して一橋大学に入った。

3年生は9月の体育祭が終わると、そこから本格的に受験勉強を始めます。しかし、私も含めて、現役で大学に合格しようと真剣に考えている生徒は本当に少なかったように思います。その結果が、浪人組の大量発生です。

それを見越して、年が明けると、大手予備校から推薦入学の案内状が学校に次々に届きます。だいたい1クラス十数人分。そこで推薦枠の争奪戦が始まります。

予備校への推薦入学に関しては、学校はノータッチ。誰が推薦入学できて誰ができないかは、すべて生徒同士の話し合いで決まります。ふだんはテストの成績の順位など誰も口にしないのに、その時だけはみんな競うように、自分の成績の悪さを自慢します。成績の悪い順から推薦入学の権利を得るという暗黙の了解があるからです。

少しでも成績のいい生徒が推薦枠を要求すると、その他大勢が結束し、「お前は自力で入れるんだから、推薦枠は必要ない。俺たちは必死だ」などと言って、断念するよう迫ります。そうやって推薦枠が埋まっていきます。私も成績が悪かったので、推薦枠を取るとことができました。

でも、こんなことができるのも、クラスメート同士みんな仲がいいから。そして、その仲の良さは、体育祭や文化祭、球技大会、駅伝など様々な学校行事を通じて得たクラスの団結力から来ていることは、疑う余地がありません。

特に仲の良かったクラスメートとは、今でもひんぱんに会っています。クラスの集まりも、担任の野地安伯先生を交えて毎年開催。最近は、福岡に集合し、野球観戦しながら旧交を温めるなど、趣向を凝らしています。

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