金太郎より桃太郎! 個性を彩る「装い」はその第一歩アサヒグループHD会長兼CEO 泉谷直木氏(下)

「スーパードライ」を擁し、国内のビール系飲料でシェアトップのアサヒグループホールディングス。泉谷直木会長兼最高経営責任者(CEO)は社内の構造改革や、国内外でのM&A(合併・買収)に取り組んできた敏腕経営者として知られる。「これからの時代、企業は『桃太郎軍団』に変わらねばならない。ファッションはそのための一歩」と説く。果たしてその真意は。前回掲載「ファッションで気分を変えれば、ビジネスも変わる」に続き、ビジネスとファッションについてのこだわりを聞いた。




――装いのディテールやコート、バッグにもこだわっていると聞きました。

「夜、お座敷での会食があるときは家を出るとき、靴下をもう1足持っていくようにしています。店に向かう前に、履き替えるためにです。足が臭いからでは決してありませんよ。それがエチケットだと思っているし、人と会うとき絶対、自分にマイナスになるようなことは避けるのが僕の流儀だから」

■知らないことは事前に調べる。それが流儀

「仕事でも同じです。知らないことやわからないことがあると、会話が成立しないから、ちゃんと自分で事前に調べてから臨む。付け焼き刃の知識だから時々、ボロがでてしまうこともありますがね」

「靴は10足ほどあり、毎日違うものを履くようにしています。続けて履くと、湿気が残って気持ちが悪いですからね」

「これは通称、とんびコート。正式にはインバネスコートと呼ばれるコートです。石川県の能登半島にある浅田洋服店に仕立ててもらいました。数年前、テレビでこの仕立屋さんを紹介していたのを見て、さっそくオーダーしました」

「とんびコート」姿の泉谷アサヒグループHD会長。石川県の洋服店の手づくりだ