笑顔を絶やすな! トム・クルーズの神対応が米国基準できるアメリカ人 11の「仕事の習慣」(6)

岩瀬昌美

岩瀬昌美

逆に、下を向いて話すと、大きな声が出せません。自信がなさそうに見えるし、誰に向けてしゃべってるのかわからない。悪印象を与えてしまう。

余談ですが、最初に勤めた広告代理店の副社長で韓国系のケビンは、人の目を見ずに話す人でした。横を向いて話しかけてくるので、「私、嫌われてるのかしら」と思ったぐらいです。あとで知ったのですが、韓国では人の目を見る行為は挑戦的な印象になるため、特に目上の人に対しては絶対に目を見ず、横を向いて話す文化があるそうです。それを聞いて納得しましたが、アメリカでは通用しませんよね。

■無理をしてでも声のトーンを上げるべき

声って、意外に重要なのです。日本でも、電話に出るとき、いつもより少しトーンの高い声で話したりしますよね。本人は普通にしゃべっているつもりでも、低い声で電話すると、相手に「私、嫌われてるのかな」と思われてしまう。無理をしてでもトーンを上げるべきなのです。

私もよく仕事相手から「岩瀬さんはいつも元気ですね」と言われますが、いつも元気なわけがありません。仕事でもプライベートでも、嫌なことはいっぱいある。でも、機嫌の悪い人と仕事したい人はいないから、元気に振る舞っているわけです。

服装、体型、笑顔、声……。これらがいかに重要か理解しておけば、できるビジネスパーソンへの第一歩は完璧です。

外見ばっかり気にかけているようで、しっくりこない人がいたかもしれません。しかし、まずはできる人の外側から真似していくことで、いつか本物の「できる人」になることも多いんですよ。少なくとも「できない人」と思われたら、スタートラインにすら立たせてもらえません。

=おわり

岩瀬昌美
広告代理店MIW Marketing & Consulting社長。南山大卒業後、サンディエゴ州立大修士。三洋電機初の女性総合職として入社。カリフォルニア州立大ロングビーチ校経営学修士(MBA)。Kang&LeeAdvertising、AT&T本社などを経て現職。アサヒビール、ヤクルトなどの米国での広告戦略などをサポート。

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できるアメリカ人 11の「仕事の習慣」 (日経プレミアシリーズ)

岩瀬 昌美 著
出版:日本経済新聞出版社
価格:918円(税込)

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