検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

朝8時、できる男はジムにいる エリートにメタボなし

できるアメリカ人 11の「仕事の習慣」(5)

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

アメリカの「できる人」は、日本人が抱くイメージとこんなに違う!――。在米29年の日本人女性起業家が米国企業の意外な「現場」を紹介する「できるアメリカ人 11の『仕事の習慣』」(岩瀬昌美著、日経プレミアシリーズ)から、「できそうに見える」ことに殊更こだわる米国ビジネスパーソンの「実態」を紹介します。前回の「手本は三浦カズ 『スーツに着替えてコンビニ』に学べ」に続き、今回は「体形を維持するために手間やコストを惜しまない姿勢」について取り上げます。




■朝8時にジムへ通う理由

できるアメリカ人の外見。それは洋服だけではありません。

いくら高級スーツを着ていてもシャープに見えない人は、残念ながら体型が伴っていないんです。できるアメリカ人は、体型をものすごく気にします。

アメリカのエリートには、ほとんどメタボの人がいません。私の知るアメリカ人の多くは、日本人では考えられないほど大量のアルコールを飲みますが、「ビール腹」という言葉を聞いたことがありません。

彼らは本当によくジムでエクササイズをしています。土曜日の朝8時となれば、ジムはビジネスエリートたちでごった返す。高級ジム「エクイノクス」を覗いてみると、中年太りの人が一人もいないことに驚くはずです。

もちろん、ビジネスに体力は不可欠だから、体を鍛えるという目的はあります。でも、それ以上に、「自分がどう見られるべきか」についての意識が高いのです。メタボ体型だと、「自分に対して甘い人間なのではないか?」と思われることがあります。自分に甘い人間は、仕事に対しても甘いだろうから、任せられない。そんな風に思われることだけは避けたいわけですね。

彼らが朝っぱらから運動できるのも、そのために金曜の仕事を早く終わらせているからです。ダラダラと居酒屋で憂さ晴らしをすることもないので、二日酔いもない。朝8時にジムにいること自体、彼らの自己管理能力の高さを象徴しています。

まあ、実際問題として、ビジネスに体力が必要なのは間違いありません。できるビジネスパーソンは例外なく体力がある。体力も能力のうちです。

私がかつて勤めていた広告代理店の社長も、ニューヨークから出張してくるとき、朝8時にはロサンゼルスに着いて、丸1日、仕事をして夜行で帰り、翌日、何事もなかったように早朝からオフィスに出ていました。神出鬼没で、すぐどこにでも出かけるフットワークがあるから、チャンスがつかめるのです。

■満面の笑みは訓練のたまもの

外見についての話を続けましょう。服装や体型と同じぐらい大切なのが、表情です。できるアメリカ人は必ず満面の笑みで人と接します。

うちの子の親友にオールアメリカン(金髪で白人)で青い目のブランドンがいます。そのブランドンのお父さんも、金髪に青い目の素敵な人。週末にしか会ったことがないのですが、いつ会っても満面の笑み。上機嫌で爽やかな印象を与えます。エリート感満々。

お休みなのに髪型はパシッと整えられているし、糊のきいたポロシャツにショートパンツ姿ながら、エリート感が溢れ出てくる。どんな仕事をしているんだろうと思っていたら、やっぱりエンターテインメント関連のやり手弁護士でした。

ブランドンの誕生日にうちの子が招かれたときは、なんと有名ティーンアイドルシンガーのケイティ・ペリーが電話をしてきて、ハッピーバースデイを歌ってくれたそうです。

■「この人と一緒に仕事がしたい」と思わせる

もちろん、仕事をしていれば機嫌の悪いときもあるでしょう。浮き沈みの激しいエンターテインメント業界ですから、仕事がなくて大変なときもあったようです。それなのに、いつ会っても笑顔。訓練のたまものだと思います。他人からどう見られているかを、つねに意識している。私がクライアントなら、仕事を頼みたくなります。

たとえば新規のIT業務のプレゼンがあったとしましょう。どちらも内容は甲乙つけがたい出来ばえです。ところが、A社のセールスマンはずっと苦虫を噛み潰したような表情をしている。一方、B社のセールスマンはずっと笑顔で、少し意地悪な質問をしても「すぐにエンジニアと相談して、折り返し連絡します!」と元気よく答える。皆さんはどちらに業務を委託しますか? もちろんB社ですよね?

ビジネスは人間と人間がするものです。企画書の内容はもちろん大切ですが、「この人と一緒に仕事がしたいなあ」と思わせることも重要なんです。だからこそ、できるアメリカ人はいつも笑みをたたえているわけです。

岩瀬昌美
 広告代理店MIW Marketing & Consulting社長。南山大卒業後、サンディエゴ州立大修士。三洋電機初の女性総合職として入社。カリフォルニア州立大ロングビーチ校経営学修士(MBA)。Kang&LeeAdvertising、AT&T本社などを経て現職。アサヒビール、ヤクルトなどの米国での広告戦略などをサポート。

次回は「笑顔を絶やさないことで得られる世間の評価」について取り上げます。

以下の記事もあわせてお読みください。
第1回 「ボロは着てても心は錦」? アメリカにそんな言葉はございません
第2回 スーツに個性は不要! アメリカのビジネスでは「信頼感」を優先
第3回 ビジネスの装いは戦略だ! 米国人は外見で自分を知らせる
第4回 手本は三浦カズ 「スーツに着替えてコンビニ」に学べ

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_