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Men's Fashion
できる人は見た目が10割

岩瀬昌美

岩瀬昌美
2018/2/7

できる人は見た目が10割

アメリカにはこういう言葉があります。

There is no second impression.

第一印象には二度目がない。ビジネスが成功するも失敗するも、いちばん最初の印象次第です。一度しかないチャンスを絶対に逃してはいけません。

日本でも第一印象は重要でしょうが、同質性の高い国内ビジネスでは、外見オンリーで判断されませんよね。雑談のなかでどこの大学を出たか、どの会社で働いたかという話題でも出れば、先方は徐々に印象を軌道修正してくれます。

しかし、マルチカルチュラルの世界では、そこまで微妙な差異を共有できません。会社名や大学名を聞いたって、それがどの程度の評価を受けている会社・大学なのか、よその国の人は知らないのですから。それゆえ、いちばん最初の印象で手っ取り早く理解してしまう。第一印象の重要性は、日本の比ではないのです。

■米国に「ボロは着てても、心は錦」はない

日本では「ボロは着てても、心は錦」なんて言われますが、それに相当する言葉はアメリカにありません。日本の場合、ボロを着ている自分を誇る気分すらあるのではないでしょうか。もう正反対です。

また日本では、「汚いけどおいしいラーメン屋さん」が話題になったりしますよね。店が汚いほうが、かえって客の期待感が高まることすらある。これもアメリカではありえません。「汚い店はまずい」がアメリカでは常識なのです。

アメリカではレストランの入り口にAとかBとかいう評価が掲げられています。ほとんどアポイントなしで保健所が衛生検査に来て、点数をつけるのです。Aが最高で、Cが最低。CどころかBの評価でも、アメリカ人は入るのを嫌がります。どんなにおいしかろうが、まずは見た目が重要なのです。

岩瀬昌美
 広告代理店MIW Marketing & Consulting社長。南山大卒業後、サンディエゴ州立大修士。三洋電機初の女性総合職として入社。カリフォルニア州立大ロングビーチ校経営学修士(MBA)。Kang&LeeAdvertising、AT&T本社などを経て現職。アサヒビール、ヤクルトなどの米国での広告戦略などをサポート。

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第2回 スーツに個性は不要! アメリカのビジネスでは「信頼感」を優先
第3回 ビジネスの装いは戦略だ! 米国人は外見で自分を知らせる
第4回 手本は三浦カズ 「スーツに着替えてコンビニ」に学べ
第5回 朝8時、なぜ米国の「できる男」はジムにいるのか?

できるアメリカ人 11の「仕事の習慣」 (日経プレミアシリーズ)

岩瀬 昌美 著
出版:日本経済新聞出版社
価格:918円(税込)

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