MEN’S EX

2017/12/19

1. not NIOI(ニオイ)

香水で誤魔化す前に根本のニオイの元を消し去るのが先決!
ケアすべきは、後頭部から漂うミドル脂臭

マンダム 基盤研究所 臭気判定士 久加亜由美さん/製品開発を経て、体臭研究に従事。夏季には、100名以上の体のニオイを調査・判定し、これまでに500名以上の体臭の評価を経験。



年代によってニオイの種類や発生部位は変わる。30代半ばから50代半ばは後頭部から発生する「ミドル脂臭」。50代半ば以降は胸や背中からの「加齢臭」がメインに。

しっかり念入りな洗髪テクが解決策に!

20代は汗のニオイが気になっていたけれど、30代も半ばを過ぎ「ニオイが変わった。もしや加齢臭!?」と焦りを感じている人も多いのでは? 「30代半ば~50代半ばは、後頭部から発生する『ミドル脂臭』に注意」とはマンダムの久加さん。「汗の中の乳酸が、皮膚上の常在細菌に代謝・分解されてジアセチルという物質が発生し、さらに皮脂臭と混じり合うことで、使い古した油のような不快な『ミドル脂臭』へと変化します。ミドル脂臭は皮脂に蓄積され、また頭皮脂も加齢に伴って粘り気の多い皮脂になるため、若い時と同じように洗っても取れにくいのです」。ねっとり頭皮脂ごとしっかり洗浄することが、“ミドル脂臭”を抑える鍵だ。

《ミドル脂臭ケアのための効果的な洗髪法》

1. シャンプー前に、皮脂や汚れを落としやすくするブラッシングのひと手間を! 髪を濡らす前にブラシや手ぐしで髪をとかし、髪や頭皮についた汚れを浮き上がらせ、落としやすくしておく。



2. シャンプーをつける前にシャワーのお湯でしっかり汚れを流し、粘度の高い頭皮脂を落としやすくしておく。シャワーの水流が頭皮に対して90度にあたるように流すと毛穴の中の汚れが落ちやすくなる。



3. シャンプーは後頭部(襟足)から念入りに、塗りつぶすようなイメージで洗っていく。2~3分かけて2度洗いすると効果的。顔を下にして(頭皮の毛穴の向きに逆らうように)しっかりと洗うのがベスト。



4. 泡が残らないようにしっかりとすすぎを。襟足からもみあげ、前頭部、後頭部、頭頂部の順に、指を小刻みに動かして頭皮をやさしくマッサージするように洗い流すのがコツ。



5. タオルドライは髪ではなくむしろ、地肌を拭く気持ちで行おう。タオルを頭にのせ、タオルの上から頭に指を立てて地肌をやさしく拭いていけば、頭皮と髪の水分が自然と拭える。



専用ケアでスマートに
ミドル脂臭対策を!

左:ミドル脂臭の原因となる汗や皮脂、菌をしっかり拭き取るシート。出先でのケアに。ルシード カラダと頭皮のデオペーパー 30枚入り 500円(以上マンダム)
右:しつこい頭皮脂やニオイを落とし、毛穴に詰まった蓄積アブラまで除去するディープクレンジング処方。ルシード 薬用 スカルプシャンプー [医薬部外品] 450ml 1450円

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