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タイガー高級トースター 用途はバルミューダより多様

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日経トレンディネット

2015年に発売された「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)」(以下、バルミューダ)が火付け役となり、高級トースターがブームになっている。今回は2017年9月に発売されたタイガー魔法瓶のスチームコンベクションオーブン「やきたて」(以下、KAX-X130)を試してみた。水を入れてたっぷりのスチームを使って焼き上げるというオーブントースターの実力はどうだろうか。

パンだけでなく調理もできる

スチームの力でトーストだけでなく、料理まで多彩に楽しめるという、タイガー魔法瓶のKAX-X130。試食したときに「パンがおいしい!」と感激。あらためて試用してみることにしたのだ。

KAX-X130の最大の特徴は業界最大容量のスチーム。タンクに水を80mLも入れることができ、パンを焼くだけでなく、ローストビーフなどさまざまな料理にスチームをたっぷり使うことができる。また、調理トレイ(ホーロー加工)が付属していて、料理の幅が広がりそうだ。

上部には「速熱カーボンヒーター」、下部には2本の「遠赤ヒーター」を搭載している。この2つの加熱方法を組み合わせることで、予熱なしで瞬時に熱を伝えて外側はカリッとした食感にし、内側は遠赤効果と大容量のスチームによってじっくり熱を伝えていくので、ジューシーな食感になるという。

庫内は広く、食パンは一度に4枚まで焼ける大きさだ。本体のサイズは幅41.4cm、奥行き40.3cm、高さ25.5cmで、一般的なトースターよりひと回り大きめ。まずはパンを焼いてみた。

パンの焼き上がりはバルミューダと違う

メニューは「パンあたため」「スチームオーブン強」など20種類のオート(自動)と、約80~250度まで10度きざみで温度の設定ができるマニュアル(手動)がある。

オートは付属のレシピブックを見ながら番号を選ばないといけない。トーストの場合は「スチームあり/なし」を選び、焼き色を選んでスタートを押す。しかし、クロワッサンやフランスパンを温めるときは違うメニューになるので、レシピブックを見なければ番号が分からないのは少々面倒だ。

焼き色は3段階あり、最初に「中」で5枚切りのパンを焼いてみた。速熱カーボンヒーターはパンの表面を照らしつつ、途中から「ボコボコボコ」という音とともにスチームが出てくる。時間は3分40秒で、一般的なトースターとほぼ同じだ。

出来上がると、表面は薄いキツネ色で中はふわっふわ。一般的なトースターはヒーターが上下1本ずつしかない場合が多く、これだと奥側が焦げやすいが、KAX-X130の場合、ヒーターが上部に1本、下部に2本あり、さらに奥にあるファンで熱を循環しているので庫内の温度が均一で、焼き色にもムラがなくきれいなキツネ色に仕上がった。さらに「強」にすると濃いキツネ色になる。

気になるのは、バルミューダとどう違うのかという点だ。価格帯もバルミューダは実勢価格約2万5000円、KAX-X130は約2万6000円とあまり差がないので、購入時に候補に挙がるのではないだろうか。

バルミューダも試したことがあるが、結論から言うと、パンに関しては仕上がりが全く違うので「好みによる」ということ。

バルミューダは、釜で焼いたようなメリハリがある。表面は少し固めで焦げ目もついて、中はしっとり。強火で焼いたような仕上がりで、パンの外側と内側のコントラストが楽しめる。個人的には好みの焼き上がりだ。

対して、KAX-X130は絶妙な温度コントロールで焼き色を「強」にしても黒い焦げ目がつくことはない。表面は薄くパリッとしており、中はふっくら。バルミューダで焼いたパンよりも軟らかめに仕上がる。

個人的には、バルミューダまではいかなくても、もう少し濃い焦げ目がついたほうがうれしい。いつも「強」にして焼いていたが、オートメニューでは時間を延長できないのが残念だ。

感動したのは、内側がふわふわな食感になったことだ。数日経ってしまったパンや冷凍したパンを焼いても焼きたてに近いおいしさを味わえる。

ローストビーフも簡単にできる

付属品のホーロー皿を使い、ローストビーフも作ってみた。

塊肉は常温にしておいて、塩コショウ、ニンニクをすりこんでからアルミホイルで巻き、オート(自動)メニューの「ロースト」を選ぶ。予熱も必要なく、たった20分でジューシーなローストビーフができた。一緒に副菜も調理できるので、忙しい日でも短時間にできるのが助かる。

奥にあるファンで熱風を循環させるコンベクション機能で庫内全体に均一に熱が広がるため、ローストビーフもムラなく火が通っていた。

揚げ物温めだけでも購入する価値あり

買ってきた総菜の温め直し機能に驚いた。コロッケ、天ぷらを購入して冷蔵庫に入れておき、シナシナになった状態で温め直してみた。

オート(自動)メニューには「惣菜あたため」がある。こちらもスチームを使って、約6~10分で完了する。軟らかくなってしまったコロッケの衣が、揚げたてのように変化している。中も温かく、外はサクサク。こんなに変わるとは思っていなかったので感激した。

また、天ぷらもしんなりとして油っぽくなっていたが、衣がピンとしてサクッとした感じが戻っている。これなら購入して少々時間が経ってしまっても、家でおいしい総菜の天ぷらを楽しめそうだ。

総菜のあたためはスチームを利用し、ヒーターとコンベクションの熱風を当てている。サクッとしつつもこんなに揚げたて感が戻るとは……。これだけでも購入する価値はあるように思う。

気になったのは、メニューが数字表記なのでレシピブックを常に見なければならないこと。また、上だけ、下だけとヒーターの選択ができないのは不満だった。ピザトーストやグラタンなどは、「もう少しだけ上面に焦げ目をつけたい」ということもあるが、それができないのは残念だ。

とはいえ、冷凍のパンもふわふわに焼くことができ、朝食に必ずパンを食べるわが家では重宝している。KAX-X130を試用している間は、毎日パンを焼くのが楽しみだった。パンだけでなく総菜をサクサクに温め直したい人にもおすすめだ。

(ライター 石井和美)

[日経トレンディネット 2017年11月7日付の記事を再構成]

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