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長期保有向け投信 「下げに強く、分配が健全」で選ぶ QUICKファンドスコア、投信を10段階で点数化

2017/12/10

PIXTA

 投資信託で長期にわたる資産づくりを目指すなら、どんなファンドを選べばいいだろう。最近は保有コストの安さばかりに関心は集まりがちだが、長期の運用に耐え抜く実力があるかを見極めるのも大切だ。まずは長期保有に向いた資産や投信の特徴をきちんと押さえておきたい。

 長期の資産づくりに取り組む前に明確にしておきたいのは運用の期間だ。一般的には10年以上が長期運用のメドとされることが多い。それより短いと、運用を始めるタイミングが結果を大きく左右する恐れがある。一例として世界株などの2000年からの値動きを見てみよう(図A)。

■大暴落乗り越え

 07年にリーマン危機前の高値で株式を買ったとしたら、14年に買値を回復するまで、かかった期間は7年強だった。IT(情報技術)バブル崩壊後の03年に安値で購入した場合は、リーマン危機前をピークにいったん株価は買値付近まで下落。それでも我慢して持ち続けていれば、購入から約12年後にはピークを回復し、再び大きな利益を上げる機会が訪れた。

 あくまで過去の事例だが、リーマン危機という未曽有の大暴落があった00年代でさえ、株式を高値、安値のどちらで買っても8~12年持ち続ければ利益を確保できた。保有が短いと、株価が回復する前に運用を打ち切って、みすみす損失を被る羽目に陥っていた。

 では、長期の資産づくりではどんな資産に投資するのが適切なのか。資産価格は一時期下がっても「いずれは回復する」と腰を据えて投資できるなら、期待できるリターンは大きい方がいい。有力なのは国内外の株式だ(図B)。

 一方、債券は値動きが緩やかだが、日本など先進国の国債は期待リターンが低すぎて投資妙味に欠ける。もし債券を選ぶなら、利回りが高い米ハイイールド債(低格付け債)や新興国国債が候補。ただし株式ほどのリターンは見込めないので、円高時の損失を回避するため、為替リスクはヘッジするのが無難だ。

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