独立も出世の選択肢 向いている人が持つ5つの性格20代から考える出世戦略(22)

自分自身やビジネスに対してしっかり投資をしていれば、提供している価値について一層の自信がつくはずです。そうして、いただいている対価に対して、むしろ値上げを考え出すことが健全なのです。ついつい値下げを考えてしまう人は、そもそも顧客に対して提供する価値に自信がなくなっている状況です。それは決して健全な状態とはいえません。

独立に向いている性格

独立して失敗するパターンはある程度決まっていますが、成功するパターンはさまざまです。ただ、成功する人には、一定の特性があるような気がしています。もしみなさんが次に示す5つの特性に合致していたら、出世のあり方のひとつとして、フリーランスとしての独立を考えてみてもよいかもしれません。

その1.増やすのが好き

一番向いているのはもちろん、お金を増やすことが好きな人。それも、使うためではなく、単純に通帳の数字が増えていくことに魅力を感じる人です。このタイプはたとえば得点を稼ぐようなゲームにはまることもあります。

増やすのが好きな人は、減らすことに対して慎重になります。だから適切な支出のコントロールがしやすいことも特徴です。

その2.自分勝手

この場合の自分勝手とは、他人に対して勝手だ、ということではありません。ゆずれない自分のこだわりを持っているという意味での自分勝手です。典型的なのは、決まった時間に働くのが嫌いとか、人に命令されて働くのが嫌いなど。

あなたの周りの独立した人たちは、そういう人ではなかったでしょうか。

その3.飽きっぽい

飽きっぽい人というのは、実は、何にでも手を出している人です。そして辞める判断が早い人です。だからその行動が飽きっぽいと見えてしまうのです。会社組織を出ると、自分から働きかけない限り新しいことに出会えなくなります。だからこそ、すぐに試してみる行動力がないと成長しなくなってしまいます。

その4.没頭する

手を出してみたことの中で、気に入ったことに集中することができれば、それが新しいスキルや経験として価値を生むようになります。没頭するということは、他の事情よりも優先してなにかをしてしまうということ。自分勝手に似ているところがあります。

このタイプの人たちは、提供する価値に対して対価を得る仕事に向いているでしょう。

その5.ちょっとお人よし

最後に、少しお人好しで損をするタイプの方が、長期的に成功する傾向があります。独立して一番まずい状況は、さもしくなることです。もちろん、正当な対価を要求することに対して躊躇(ちゅうちょ)してはいけません。しかし、ちょっとした助言を求められたときにすぐに、恩を売った気分になったり、対価を求めたりすることは成長を積むことになります。

会社員として働く中で、もしあなたがフリーランスとしての独立を出世の選択肢に含めているのであれば、自分自身の性格を振り返ってみてください。

平康慶浩
セレクションアンドバリエーション代表取締役、人事コンサルタント。1969年大阪生まれ。早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA取得。アクセンチュア、日本総合研究所をへて、2012年から現職。大企業から中小企業まで130社以上の人事評価制度改革に携わる。高度人材養成機構理事リーダーシップ開発センター長。

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