独立も出世の選択肢 向いている人が持つ5つの性格20代から考える出世戦略(22)

また、専門性やスキルがあるから、売り上げとしてお金を得られるのか、というとそれも必須条件ではありません。専門性やスキルよりも大事なことがあるのです。

それは、もらった金額以上の価値を提供できるかどうか。1万円を支払った結果、1万円よりも多くの価値を得られるのなら、お客様は増えていきます。だからスキルや経験が先にあるのではなく、どんな価値をお客様に提供できるのか、ということを考えなくてはいけません。たとえスキルや経験が少なくとも、お客様のターゲットを適切に設定しさえすれば、価値を提供することはできるのです。だからまず最初にスキルや経験に目が向いている時点で、ちょっとずれているのです。

最後に自信ですが、自信いっぱいで独立した人たちが日ごとに打ちひしがれていくのは、とてもありふれた光景です。むしろ自信を持たずに必死に頑張り続ける不安感こそが独立を成功させるきっかけになるのです。言い換えてみれば、独立とは不安と共存することなのですから。

独立してぱっとしないタイプは自信を育てることができていない

それらの状況をクリアして、なんとか「食える」状態にまで成長できればひと段落。しかしそこに次の難関が待ち受けています。食えるようにはなった。けれどもそこからなかなか伸びない、という難関です。

このタイプの方々は、根本的にお金との付き合い方に失敗している人たちです。

第一の失敗は、経費の使い過ぎです。特に節税という名目での経費使用には気をつけないといけません。また、プライベートを楽しみすぎるようになると、やがて食えなくなる状態に陥りやすくなります。経費になるからといって、交際費も使いすぎては逆効果となります。

第二の失敗は、投資を怠ること。

独立後に食えるようになると、経費を使いすぎる第一の段階を経験します。そしてその反動で、逆に極端に出費を手控えるようになるのが第二の段階。この時、本来なら支払うべき費用まで節約するようになりがちです。たとえばIT関連の専門家であったり、資格を持っている士業の仕事などであれば、自分自身が商品です。そして自分自身が商品として提供できる価値を増やしていくためには、新しい知識や経験を得るための出費は必ず必要です。あるいは人と人とをつなぐ人材紹介などのマッチングビジネスをしている場合でも、新たな出会いを得るために費用がかかることになります。

この費用は、事業が拡大するほどに増える傾向があります。年商1000万円よりも2000万円、3000万円と増えていくほどに、価値を増やすための出費=投資額もかさんでゆきます。しかしぱっとしない人はここを削ってしまいます。だからどうしても伸び悩んでしまいます。

第三の失敗は、お金をもらうことに罪悪感を感じ始めることです。

ある程度事業が続けば、特定顧客とのつながりも強くなっていきます。そんなとき、取引期間の長い顧客に対して、値引きを考える場合があります。しかしそれをしてしまうと、場合によっては食えなくなることにすら発展してしまいます。なぜなら、値引きを考えてしまうことは、自分が提供している価値に対して自信を失っている側面があるからです。

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