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リーダーはスポーツに学ぶ

異国でも折れない心鍛えたサッカー ビズリーチ社長 ビズリーチの南壮一郎社長(上)

2017/11/29

結局、シーズン後半、僕は試合に時折出てはいたけど、レギュラーではなくてほぼサポートに回りました。そうしたら、大学4年の表彰式で「チーム・スピリッツ賞」という賞をもらったんです。これは、チームメートが選ぶ、チームにもっとも貢献したメンバーに贈られる賞です。これが、16年の学生サッカー生活の最後にもらった賞でした。これは、自分のターニングポイントでしたね。サッカーが「自分のこと」から「みんなのこと」に変わった瞬間でした。最後のしめくくりでしたね。

■変わり続けた環境で、折れない自分をつくれるスポーツはこれからも役に立つ。

南氏は「自分の軸を強く持ったうえで、変わり続けられる人が一番強い」と話す

「生き残る種は強い種ではない、変わり続ける種だ」という言葉があります。僕はこれを信じているんです。僕はとてもラッキーなことに、強制的に変わり続けるしかなかった。せっかく結果を出しても、転校させられて国も言葉も変わってしまう。普通、心が折れそうになりますよ。

だけど、サッカーでは結果を出せば認められます。相手と決めた約束を守り、目標を定め、実行に移し、価値あることを正しくやって結果を出す。僕は、この本質を「規律」と呼んでいて、とても大事にしています。本質さえ分かっていれば、いつか仲間と一緒に勝つことができます。たくさん失敗もしてきたけど、僕はしつこいから、失敗を失敗だと思わないのかもしれない。やり続ければ、負けじゃない。これは仕事でも変わらないですね(笑)。

これからの時代、同じ環境に居続けられる人などいません。どんな会社でも、環境の大きな変化でリスクにさらされている。東芝だって、シャープだってそうでしょう。「まさか」ですよ。そのなかで、自分が何をしたいのか、個人でどうありたいのか、この軸を強く持ったうえで、変わり続けられる人が一番強い。僕は、この支えになる軸を、サッカーで教えてもらったと思っています。

南壮一郎
米タフツ大卒業後、モルガン・スタンレー証券入社。04年、東北楽天ゴールデンイーグルスの立ち上げに参画。09年にビズリーチを創業して、社長に就任。現在に至る。

(松本千恵)

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