マルチ機能の手帳がスタンダード スマホと同期も登場
こんな手帳が欲しかった2018(上)
いまだに衰えないアナログ手帳の人気。スマホ時代にもかかわらず、手帳市場は年々活性化し、さらに進化を遂げている。2018年は、「1冊2役」が手帳のスタンダードになる。月間ブロックに大まかな予定を書き込みつつ、週間バーチカルに詳細を明記するなど、スケジュールをマルチに管理できることこそが、1冊2役手帳のメリットだ。
ダブルリングで2つのリフィルを収納
レイメイ藤井
実勢価格3500円(税別)
聖書サイズ・月間ブロック・チェックリスト・横ケイノート
「キーワード デュアルリングバインダー」(レイメイ藤井)は2つのリングを備え、2つの異なるリフィルを同時に閲覧できる手帳。月間ブロックとガントチャートを並べれば、月の予定を確認しながら、進行具合をひと目でチェックできる。リフィルの組み合わせは好みにカスタマイズでき、利便性は抜群。マグネットを内蔵しているため、本体をコンパクトにまとめて1つのリフィルだけを開くこともできる。持ち歩くときはマグネットが留め具の役割を果たし、バッグの中などで開くことはない。
手書きをデジタル化、スマホと手帳が同期
エムディーエス
実勢価格3500円(税別)
スマートライティングセット2万6100円(税別)
ラージサイズ・月間ブロック・週間レフト
アナログ手帳とデジタル手帳を融合させたのが、「モレスキン 2018 スマートダイアリー」(エムディーエス)だ。紙の手帳であるスマートダイアリーに専用ペンで予定を書き込むと、無料の専用アプリをインストールしたスマホにも手書き文字が転送される。手帳を持ち歩かなくてもスマホだけで予定を確認できるのは非常に便利。スマホが手元にない場合は、専用ペンが手帳に書いた情報を一時的に記録。あとからでもスマホに転送できる。
スマホでは手書き文字をテキストデータに変換したり、蛍光マーカーで着色することも可能だ。グーグルカレンダーとの同期もうたっているが、実際に試してみたところ、手書き文字の認識率はあまり高くなかった。このあたりは今後の改善に期待したい。
スケジュールとお金を1冊で管理
デザインフィル ミドリ
実勢価格1300円(税別)
B6サイズ・月間ブロック・お金管理ページ
「ダブルスケジュールダイアリー マネー」(デザインフィル ミドリ)は、1冊でスケジュールと家計簿の2つの記録ができる優れもの。赤のインデックスを押さえてページを開くと月間ブロックのスケジュール、青のインデックスを押さえて開くと月ごとの家計簿を閲覧できる。手帳と家計簿を1つにまとめて持ち運んで、ちょっとした隙間時間にお金の管理ができるのは他にない魅力。日々の交通費や接待費など、ビジネスパーソンの経費精算にも役立ちそうだ。
マンスリーとTo Do、ガントチャートが一体化
アートプリントジャパン
実勢価格1300円(税別)
A5サイズ・月間ブロック・ガントチャート・年間プラン
月間ブロックとTo Doリスト、またはガントチャートを1度に閲覧できるのが「G・B・Planner」(アートプリントジャパン)。見開きに月間ブロックとTo Doリスト(メモ部分)をレイアウト。右ページのTo Doリストを中央からさらに右へ開くとガントチャートが現れる仕組みになっている。複数のプロジェクトを同時に管理するような人などに向く。
30分刻みの時間軸で記入欄は土日も均等
高橋書店
実勢価格1550円(税別)
A5サイズ・月間ブロック・週間バーチカル・年間プラン
「No.474 デスクダイアリーリプレ」(高橋書店)は、見開きレイアウトの週間バーチカルが土・日曜日も平日と同じスペースを確保しているうえ、横ケイのメモスペースが広いことが特徴。週間バーチカルは30分刻みで、スケジュールやメモをたっぷりと書き込めるのも魅力だ。
マルチ機能の手帳がスタンダード スマホと同期も登場
ノート進化型手帳 大容量スペースと上質な紙が魅力
机で立てて使う 手帳新トレンドはカレンダー併用型
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2017年12月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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