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老後不安で投資に走る愚 「一発逆転狙い」は無謀 実力派FP3人が語る 老後に備えるお金の知識(下)

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2018/2/9

左から藤川太さん(家計の見直し相談センター)、塚原哲さん(FPI-J 生活経済研究所長野)、横山光昭さん(マイエフピー)
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 会社員が3000万円の老後資金をためるのは難しいのが現実。ならば資産運用でと考えるかもしれないが、こちらの現実はどうなっているのだろうか。3人の実力派FPに、老後資金と資産運用について語り合ってもらった(前回記事は「お金の劣等生は『コンビニでちょっと買い物』が好き」)。今回は老後資金づくりの運用法について紹介する。

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■老後資金づくりの運用はリスク管理を最優先で

藤川太 投資は、お金がたまる仕組みが整ってからです。もちろん、投機的な投資は駄目ですよ。それに今は少し株式市場に過熱感があるので、少額の積み立てで始めましょうとアドバイスしています。

塚原哲 投資でお金を減らしたくないし住宅ローンを抱えているという人は「親族内ローン」が本当に資産形成に効きますよ。子の住宅購入時に親が子に購入資金を貸すのです。低金利時代でも親は預貯金金利の何十倍もの金利で運用できますし、子は総返済額が大きく減らせる。下手な運用をするくらいなら断然こっちです。

横山光昭 本来は逆だと思うのですが、相談を受けていると若い人ほど「節約志向」で、年齢が高くなるほど老後不安からか、投資に走りがちという気がします。残されている時間が短いという意識があるからかもしれませんが……。

藤川 ベースができていない人の投資や運用は一発逆転狙いが多いですね。一発逆転はほとんどギャンブルですよ。

塚原・横山 同感。

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