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オトナのスキルアップ入門

学んだことを忘れない ヘレンが保証する3つの勉強法 “もったいない”脱出の仕事術

2017/11/29

 さらにもう一つ。ある情報に対して、それが自分にとってもたらす意味を考えてみるようにしています。世の中にこれだけ情報があふれている中で、なぜその情報が自分にとって必要なのか、何のためにそれを学んでいるのかを考えると、エモーション(感情)がわいてきて、より記憶に残りやすくなると思います。

■ヘレンの勉強法その3 学んだことはすぐアウトプットする

 勉強はインプット、インプットばかりだと身に付きません。学んだらすぐにアウトプット、つまり使ってみることでどんどん進化します。

 私が日本に来た当初、中学校で英語を教えていたことがあります。日本語はまだそれほど上手ではありませんでしたが、月曜日に職員室で、週末に何をしたかについてほかの先生と日本語で会話をするようにしました。そのときに、うまく伝わらなくて「こう言えばいいですよ」と教えてもらったら、その後ですぐ別の先生にその表現を使って同じ話をしてみました。そこでもまた少し直されたら、もう一度ほかの先生をつかまえて同じ話をしました。それで日本語はずいぶん上達したと思います。

 よく言われることですが、アウトプットの一つの手段として「ほかの人に教える」ことも効果的です。私はもともとコミュニケーションのスキルにすごく興味があったのですが、一番の動機は自分のスキルを高めたいということでした。

 今はよく「信じられない」と言われるのですが、私はプレゼンをしたり会議で発言をするときにとても緊張してしまうタイプでした。でも、そのためのスキルについて学んだだけでなく、ほかの人たちに教えるようになってどんどん得意になっていきました。ほかの人に教えることで自分のスキルも高まっていき、「教えながら常に学んでいる」状態になります。

 先日、起業家同士で話をしているときに「ヘレンさんはいつも膨大な情報の中から適切なことを提供できるからすごいですね」と言われたので驚きました。自分としては、たまたま前の日に学んだことをしゃべっていることが多いのですが、それが賢く聞こえるのかもしれません(笑)。単純なことなのですが、せっかく勉強しても放っておくと忘れてしまうので、すぐアウトプットするのはとても重要だと思います。

◇  ◇  ◇

 この間、「来年は有名な〇〇氏のセミナーに行くことにしました」とある知人に話したら、「えっ、ヘレンさんはまだセミナーに行くんですか?」と言われました。もちろん、行きますよ! Lifelong learning、日本語で「生涯学習」が最近注目されていますが、新しいことを学んでいるとワクワクするし、うれしいことがたくさんあります。

 みなさんは今どんなことを勉強していますか。学びの効果を上げるためにどんな工夫をしていますか。ぜひ成功例やヒントをメールで教えてください( helen@sasugacommunications.com )。お待ちしています。

岩田ヘレン
 グローバル・コミュニケーション・コーチ。英ヨークシャー出身、さすがコミュニケーションズ代表。ウイズ株式会社 アドバイザー。日本翻訳者協会理事長、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社コミュニケーション・マネージャーなどを経て2013年にさすがコミュニケーションズ設立。グローバル・ビジネスを想定した企業向けのコミュニケーション・スキル研修などを実施している。著書に「英語の仕事術 グローバル・ビジネスのコミュニケーション」(小学館)。

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