逆境に堪え資産1億円超 4銘柄に賭けた兼業投資家株取引で資産倍増 会社員の取引テクニック(下)

日経マネー

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2005年から始めた成長株投資で大きくつまずきながらも諦めずに継続。16年3月に株式投資の運用資産で1億円超えを達成したのが、50代の兼業投資家、ムルパさん(仮名)だ。金額ベースで全体の7割を占める主力4銘柄の時価評価額が順調に拡大し、17年10月下旬時点で株の運用資産は1億2600万円に達した。

成長株投資を始める前は、株主優待を目当てに、優待銘柄を優待の権利を取得できる最低株数で購入する投資が主体だった。「優待を手に入れ続けるために優待株は売却しないので、購入資金は給与から捻出していた。優待株の購入資金をもっと増やしたいと考え、成長株にも投資することを思い立った」と話す。

2度の苦境にもくじけず

最初の成長株として05年から購入し始めたのが、投資用のマンションやアパートを販売するシノケングループ(JQ・8909)だった。「サラリーマンができる不動産投資というキャッチフレーズの雑誌広告を見て関心を持った」

上場後、1株を購入したことをきっかけに、シノケンが販売する投資用アパートをローンを組んで5200万円で購入。さらに保有している優待株を担保にした信用取引で同社株を購入していった。

購入し始めてからシノケン株は順調に値上がりしたが、05年11月に発覚した耐震強度偽装事件を受けて急落する。偽装に手を染めた建築士が耐震偽装した建物に、同社の分譲する投資用賃貸マンションが含まれていたからだった。

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