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お別れの会の装いは? 大人女性が知るべき喪のマナー

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NIKKEI STYLE

40代に入ると「喪」のシーンへの出席が増えます。迷うことが多いのはやはり装いのマナーでしょう。葬送のスタイルも多様化している現代、大人の女性として押さえておくべきポイントをマナーコンサルタントの西出ひろ子さんが解説します。

◇  ◇  ◇

現在、喪服というと黒ということになっていますが、もともと日本の喪服は「白」でした。黒に染めるには費用がかかるため、貴族が黒を着用したことから始まり、戦後、白では汚れが目立つといった理由から喪服は黒となっていきました。しかし今でも、白い喪服をお召しになる方はいらっしゃいます。特に夫を亡くされた女性の白い喪服は「これからも永遠に他の人には染まりません」という意味があるといわれています。

一方、海外では英国のビクトリア女王(1819-1901)が、夫のアルバート公が亡くなった際、悲しみの気持ちを黒で表現する喪服を着用し、その後も生涯、喪服で過ごしたといわれています。実際に生涯を喪服で通したかどうかは定かではありませんが、この時代、国民の間でも黒いドレスが流行したそうです。

「お別れ会」でアクセサリーはOK?

さて、弔事というと「通夜」「葬儀・告別式」などがありますが、最近は宗教色があまりない「お別れの会」「しのぶ会」などが行われることも増えています。かつては一般的だった「社葬」も減少の傾向にあります。

職業柄、クライアント先の経営者や社員の皆様から、「法事」を含めて弔事の際の服装についてのご相談もよく受けます。中でも「お別れの会」の案内などによくある「平服でお越しください」といった場合の装いに迷う方が多くいらっしゃいますね。

実際そうした場に行くと、悲しみに沈むというよりは和やかに故人をしのぶ雰囲気であることが多いように感じます。このような場合、まず喪服ではまいりませんし、喪服でなくても真っ黒な装いではないほうが望ましいでしょう。といってもさすがに真っ赤なスーツや、キラキラとスパンコールがついたような華やか過ぎる装いは控えます。一般的には、濃紺やダークグレーなどの落ちついた雰囲気にするのが無難です。

もし故人がおしゃれな方だったなら、シックなブローチやコサージュを控えめにつけても問題ないでしょう。さりげないおしゃれをなさっている貴女に、きっと故人は喜ばれることでしょう。その会のスタイルに合わせて、故人への気持ちを装いで表すことを考えればよいわけです。

このようにかなり自由になってきている「お別れ会」や「しのぶ会」とはいえ、やはり押さえておきたいポイントはあります。女性の場合、ストッキングは黒かナチュラル色にして、柄物やラメなど光るものは控えます。そして靴とバッグは、革ではなく布素材のものにすると、ワンランク上のマナーを「知っている人」と評価されます。素材にきちんと気を配ることで、大人の女性として押さえるべきところは押さえている、という印象になります。

イヤリングとネックレスはおそろいのパールやジェットをさりげなくつけるとフォーマルな印象になります。ジェットも、丸型ではなくバラなどデザインされたものがおしゃれです。また、特に女性の場合、時計はできるだけ外してバッグに入れておくほうがフォーマル感が増します。

通夜・葬儀ではバッグに気配りを

通常、遺族や親族以外であれば、通夜と葬儀・告別式が行われる場合はどちらかに参列すればよいといわれています。お仕事の後に通夜に行かれる方は多いと思いますが、親しい方がお亡くなりになった場合などは、両方とも参列することもあるでしょう。

その場合、連日のこととはいえ、同じ装いで参列するのも考えものです。かといって喪服を2着準備するのも負担に感じる方もいらっしゃるでしょうから、通夜と葬儀でバッグを変えるとよいでしょう。それだけで、見た目の印象は変わります。葬儀のほうを、より格の高いバッグにします。

最近はブラックフォーマルのバッグも手ごろなものがたくさんありますので、職業柄、弔事に参列する機会が多くなる方は2つそろえておかれるのもよいかと思います。布製のかっちりした形で自立するバッグを葬儀用に、日常にも使用できそうなソフトな布素材で、中にものがたくさん入るデザインのバッグを通夜用にと使いわけます。

フォーマルな場での正式な黒は漆黒の染め色なので、通常の黒の生地では大人数のブラックフォーマルの中に身を置くと浮いて目立ってしまうことがあります。故人やご遺族に対するお悔やみや敬意を込めて、それなりの素材と色を選んでおかれると失礼にあたりません。さらに大人のたしなみとして、ハンカチは真っ白かグレー、黒を。ふくさはもちろんのこと、お念珠は念珠入れに入れて持参します。仕事の事情などでネイルの色を落とせないときは黒い手袋を着用します。明る過ぎるヘアカラーも気になる場合は、黒いスプレーをかける配慮が必要となる場合もあるかもしれませんね。

通夜も葬儀も、お別れ会なども、大切なのは故人やご遺族の意向をくんだ装いであること、そして故人やご遺族への気持ちを表し、失礼のない装いを心がけることでしょう。

西出ひろ子
 マナーコンサルタント・美道家。英国の民間企業WitH Ltd.ウイズ・リミテッド日本支社代表を務めたのち、ヒロコマナーグループの代表として、ウイズ株式会社、HIROKO ROSE株式会社、一般社団法人マナー教育推進協会を設立。企業などでの研修・コンサルティング、マナーを軸に健康、美容、ファッションなどトータルな人材育成とコンサルティングを行う。オリジナルブランド「ヒロコスタイル」でマナーに則した洋服やバッグもプロデュース。著書は70冊以上、最新刊に「かつてない結果を導く超『接待』術」(青春出版社)。

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