ガンバレルーヤ ウッチャンお墨付きの超仲良しコンビ
黒髪ロングのよしこと金髪ショートのまひるのお笑いコンビ・ガンバレルーヤが注目されている。インパクトのあるルックスでファンの心をつかみ、テレビ出演も増えた。ウッチャンに絶賛された2人は、いつも一緒という超仲良し。大阪から東京に活動拠点を移し、お笑い界で存在感を増している。
2月放送の『内村てらす』(日本テレビ系)にダイアンのオススメ芸人として出演したところ、その天然とも癒やし系ともつかないキャラクターをMCの内村光良が「独特!」と評したうえで、「おかずクラブが最終兵器だと思ったけど、まだいるんだねえ」と絶賛した。
4月までは若手コント師の1組として大阪で活動していたが、その後『内村てらす Season2』のレギュラーに抜てきされたこともあり、拠点を東京に移した。
8月には『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「もっと売れたい芸人」に出演し、存在感を発揮。ただでさえインパクトのあるルックスなのに、2人そろって歩くことが多いため、「街でも気付かれやすいみたいです」(よしこ)と言う。
芸人を目指したきっかけは、小学生の頃からバカ殿様が好きだったこと。「中学生になると芸人になりたいと思い始めました」とまひる。一方のよしこは「『爆笑オンエアバトル』や『笑う犬の冒険』が好きだったのもあるんですが、保育園の頃から恥ずかしがり屋で自分の髪の毛ばっかり食べていたので、引っ込み思案を直したいなと思って」と明かす。
出会いは、NSC(吉本総合芸能学院)に入るために、それぞれ大阪に出てきた頃。たまたま引っ越し先のマンションが一緒で、便秘に苦しみエレベーターの中でうずくまっていたまひるに、よしこが声をかけた。
「その数時間後に、きんぴらごぼうを作って持ってきてくれたんです」(まひる)、「食物繊維をあげなきゃと思って(笑)」(よしこ)。2人は、瞬く間に意気投合。よしこが組んでいたトリオが解散したのを機に、まひるが誘う形でコンビを組むことになった。
2012年の結成当初は漫才をやっていた2人。ツッコミ役のよしこが限界を感じコントをやるようになったが、「ネタを書けない同士で組んだので、新ネタを作るのが遅くて」(まひる)と、ネタ作りには苦労している様子だ。
大阪時代から同居をはじめ、東京に引っ越してからも同居している2人は仕事もプライベートも常に一緒。しかし、年に一度くらいは殴り合いのケンカをすることも。
「ユニットバスで一緒にシャワーを浴びているときに、まーちゃん(まひる)が黙ってオシッコしたりするんです。そのときに『してない』って小さい嘘をつかれると殴り合いのケンカになります」(よしこ)と、ケンカの理由もどこかほのぼのしている。
なりたい芸人像は「いつも2人一緒に呼んでもらえるコンビになること」とよしこ。まひるも「2人でいるときが一番面白いねって言ってもらいたい」と同調する。あきれるほど仲のいいこのコンビは、今後どんな活躍を見せてくれるだろうか。
(「日経エンタテインメント!」11月号の記事を再構成 文/遠藤敏文 写真/中村嘉昭)
[日経MJ2017年11月17日付]
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