マネー研究所

ヴェリーが答えます

金・プラチナの地金投資 少量だと販売手数料が割高

2017/11/21

金・プラチナ投資の注意点について教えてください。(神奈川県、30代女性)
マネーを呼ぶ「マネ~き(招き)猫」のヴェリーが、読者の疑問を解決します。

 金やプラチナの投資法は大きく3つあります。(1)地金と呼ぶ延べ棒など現物資産の購入(2)上場投資信託(ETF)の活用(3)先物市場での運用──となります。

 現物は地金商で売買できます。貴金属の輝きや重みを実感できるのが魅力ですが、金の場合500グラムで250万円超かかります。5~10グラムもありますが、1グラムあたりの販売手数料は割高になります。コインだと、小さな金貨で2万円弱です。売却時に傷があると買い取り価格が下がるので注意しましょう。また地金などの売却益は譲渡所得として課税対象になります。毎月少額を購入し、一定量になると地金に交換できる積み立てもあります。

 金やプラチナ価格に連動するETFは、証券会社に口座を開き、数千~1万円から購入できます。株式と同様にネット経由で手軽に売買でき、1キロ単位で地金にも換えられます。

 上場株式などの取引で損益が出た際は、互いに差し引きして課税対象の所得を減らせる「損益通算」の対象となります。ただ管理手数料や、売買委託手数料が必要になります。 先物取引は、将来の一定の期日にあらかじめ決めた価格で商品を売買します。取引開始時に証拠金と呼ぶ資金を預けます。少ない手元資金で、その何十倍もの売買ができますが、読みが外れると損失が膨らんでしまいます。

 金やプラチナは持っているだけでは利息も配当もつきません。株式や債券投資と並行して資産の一部を金に振り向ける「資産保全」のスタンスでの投資が良いでしょう。

[日経ヴェリタス2017年11月12日付]

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