CEO直撃 ボルボは「クルマのスマホ化」を目指す

小沢 具体的にはどういうことでしょう。

サムエルソン ディーラーに行って面倒な手続きをする必要がありません。価格交渉も不要で、全国共通価格がすでに保障されているわけです。特に欧州に関しては国別ではなく、欧州全体が1つの価格、1つの条件。透明性が高く、どんなサービスが含まれているかが明記されています。そのほかコネクティビティーやカーシェアリングも新しい提案をしていきますから。

小沢 非常に興味深いです。一瞬、ちょっとイメージしにくいですけど。

EV計画は中国からの要請では?

サムエルソン 具体的には頭金なし、住所や年齢によっても差のない地域均一価格でクルマを手に入れられるシステムです。クルマの保険も含まれていて、複数回の車種変更が可能です。週末用に一時的に「少し大きめのクルマが欲しい」となったら替えることも可能。

小沢 具体的に一体毎月いくらぐらい掛かるかが気になりますが。

サムエルソン それはお待ちいただきたいのですが、感覚としては携帯電話のような感じだと思います。従来のクルマを所有する感覚とはまったく違います。

小沢 やっぱりスマホ世代へのアピール戦略?

サムエルソン お客様の声を真剣に聞いた結果です。従来から手続きが面倒だとか、何が含まれているのか不明瞭とか、いろいろ意見をいただいていて、それをなくしてほしいという要望に応えたのです。

小沢 日本でもうまく導入されるといいんですが。

サムエルソン システムにはかなり自信を持っています。最初は限られた国から展開を始めて、5年後には売り上げ全体の20%をサブスクリプション・サービスが占める計画です。まずはテスト段階ですが、何年かのうちにはいろいろな国への展開ができると思います。

小沢 ところで単刀直入にお聞きしますが、例のボルボの電動化計画や自動運転プログラムは、中国サイドからの要求ではないのでしょうか?

新たなサブスクリプション型のサービスを発表したボルボ。「5年後には売り上げ全体の20%をサブスクリプション・サービスが占める計画」(サムエルソンCEO)だという
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