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福田雄一監督「橋本環奈は天下無敵のコメディエンヌ」

TREND EXPO TOKYO 2017 講演レポート

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NIKKEI STYLE

日経エンタテインメント!誌が選出する「ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー2017」。エンタテインメント界で新たなヒット&ムーブメントを生み出したクリエイターに贈られる同賞を受賞したのは、『銀魂』などを手がけた映画監督・演出家の福田雄一氏だ。

11月3日にベルサール東京日本橋で開催された「TREND EXPO TOKYO 2017」(主催・日経BP社)の会場で、「ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー2017」の表彰式が行われた。冒頭、福田監督作品の映画『銀魂』と『斉木楠雄のΨ難』(公開中)で、ヒロインを務めた女優の橋本環奈さんがゲストプレゼンテーターとして登場。色鮮やかな花柄のワンピースをまとった姿に会場のボルテージも最高潮に。そして福田監督が姿を見せると、橋本さんが笑顔で表彰状を手渡し、日経エンタテインメント!編集長の山本伸夫からは、副賞の東芝ライフスタイルのコードレスクリーナーが贈られた。

福田監督はまさに2017年の顔。『銀魂』は興行収入38億円以上を記録、『斉木楠雄のΨ難』も興行収入15億円を見込む好スタートを切った。難しいとされる漫画原作の実写作品で2つのヒットを生み出したわけだ。加えて、ドラマでは『スーパーサラリーマン左江内氏』、舞台では『ヤングフランケンシュタイン』と『DEATH TRAP/デストラップ』を手掛けるなど、エンタメ界をまさに席巻した。

受賞を受けて福田監督は、「ありがとうございます。まず会場がガラガラじゃなくて安心しました。大勢の方にお集まりいただきうれしいです。まあ、ほとんどの方が橋本さんを見にこられたのでしょうけど……」と喜びとともに会場の笑いを誘った。

橋本環奈は「個人的に好みだった」

福田作品といえばなんといっても「笑い」だ。表彰式の後のトークショーでは、福田監督の笑いに対する考え方が語られた。

「僕の笑いはよくサブカルだと言われることがあるんですが、自分の中では王道だと思って作っています。ドリフターズなどの王道の笑いに憧れてきたからです。『銀魂』と『斉木楠雄のΨ難』では王道の笑いをうまく取り入れることができて、観ていただいた方にもそれが伝わったと思いますし、それがとてもうれしかったです」

さらに福田監督は続けて、「王道の笑いがテーマにあるので、セリフやシーンを考えるときは、一部の人しか分からないものではなく、老若男女に伝わるような演出を前提に考えていますね」と語った。

トークショーの話題は、2作品でヒロインを務めた橋本環奈さんに。キャスティングした理由について聞かれると福田監督は、「まず僕が個人的に好みだったということでしょうか(笑)」と来場者を笑わせた。

改めてキャスティングに話が戻ると「『銀魂』の登場人物・神楽は、原作から分かる通り2次元にしかいなさそうなキャラクターです。そのとき(僕の中で)偶像としての印象が強かった橋本さんが頭に浮かんだ。それで監督らしく、一度お会いしたいとお願いしました。でもドアから入ってきた瞬間に『お願いします』と即決していました」。

それを受けて橋本さんは「兄の影響で『勇者ヨシヒコ』が好きだったので、その監督の福田監督から声をかけていただいたときはうれしかったです。個性の強い『銀魂』の神楽を演じることや、多くの役者が望む福田作品に参加することはとても楽しみでした」と話した。

橋本さんは「福田監督は指示が的確。私自身が笑いを作るのは難しいです。だけど監督が的確に指導してくれるので助かるし、結果的にそれが面白い映像になっている。撮影中はその指示に対して、全てを出し切るつもりで演じました」と撮影を振り返る。

鼻をほじるシーンでの的確な指示

『銀魂』で話題となったシーンでも、福田監督の指示は的確だったようだ。

「私が鼻をほじるシーンでは、第一関節は過ぎてください(笑)。さらに口を開けつつ目も開けて白目にして下さいという指示までいただきました。今思えば、指導が一番厳しかったのはあのシーンでした」と橋本さん。

福田監督は「あのシーンでは、いかに相手をイラつかせる表情を作るかが大切だった」と話し、OK後には出演者やスタッフからも拍手が起こったというエピソードを披露した。

「そういうシーンを『銀魂』で乗り越えてくれたからでしょうけど、橋本さんは『斉木楠雄のΨ難』ではすでに大御所の雰囲気が漂っていました(笑)。次はどんな表情が欲しいの? みたいなオーラが出ていて、天下無敵のコメディエンヌになっていました」と福田監督はコメントした。

コメディー映画は成功が難しいとされる日本映画界、そんな状況に挑戦して結果を出した福田監督――。

「これはなしという考え方を、これはこれでありという考え方にするだけで、エンタテインメントは広がっていく。今回の賞をいただいたことで、コメディーの世界に未来も感じました。これからもコメディーを中心に皆さんが楽しめる作品を作りたい」と、福田監督は今後の意気込みを語った。

トークショー終了の時間が迫ると「ほったらかすとずっとしゃべる人なんでそろそろ……」と橋本さんが場を仕切ると、「ほったらかすとか言うな! ついに素が出たな」と福田監督が応酬。最後まで会場には笑いが響いていた。

(ライター 片山祐輔)

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