マネー研究所

ヴェリーが答えます

逆日歩は株のレンタル料 休日を挟むと思わぬ負担も

2017/11/14

「信用取引で発生する逆日歩について教えてください」(京都府、40代男性)
マネーを呼ぶ「マネ~き(招き)猫」のヴェリーが、読者の疑問を解決します。

 逆日歩とは、信用取引で売り注文を出したときにかかることがある費用をいいます。

 注文を受けた証券会社は、証券金融会社から株を借りて投資家に貸します。売り注文が増えて貸せる株が足りなくなると、証券金融会社は機関投資家などの大株主から株を借りてくることがあります。この時、売り注文を出した投資家が大株主に支払うレンタル料にあたるのが逆日歩です。

 逆日歩は売り注文をした時点では発生するかどうか、分かりません。営業終了後に売り注文と買い注文を集計して株の不足が判明し、手を尽くしても株が足りないときに限って、逆日歩を払って株を借りることになるからです。

 株を貸してくれる機関投資家は入札で探します。入札では機関投資家が貸せる料金を提示します。証券金融会社は安い方から順番に採用し、株不足を解消できる量が集まるまで引き上げられた金額がその日の逆日歩になります。

 逆日歩は日本証券金融のホームページや日経電子版で確認できます。借りる株の量が増えると、大量の株を機関投資家から探す必要があるため、逆日歩の額も高くなりがちです。また、もともと発行株式数が少ない銘柄は、貸せる株を持つ機関投資家も少なく逆日歩が高くなる傾向があります。

 逆日歩は多くの場合、1株につき1日あたり5~10銭程度と少額ですが、積み重なると思わぬ負担となる場合があります。特に休日をはさんで取引する場合は、逆日歩がかさんでしまうため注意が必要です。

[日経ヴェリタス2017年11月5日付]

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