スタートアップ御用達のリアル店舗
IoT発明品販売店

シリコンバレーでスタート。現在、全米で7店舗を展開し、拡大を続けるショップ「b8ta」は、個人が作った革新的な製品を販売するショップ。販売の利益はすべて出品者が得る代わりにスペースを売るというビジネスモデルだ。スタートアップは、革新的な製品を作っても、ネット販売しかできないのが現状。消費者に披露し、フィードバックを得られる場として活用されている。家電、IoT関連などラインアップも幅広い。
コースの形を記憶するミニカー
AIカーレース

米国で今、子供だけでなく大人も夢中になっているのが、AI搭載ミニカー「Anki OVERDRIVE」だ。専用のレールパーツを使ってプレーヤーが組み上げたコースの形を、AIが記憶。プレーヤーはスマホで速度や車輪の向きを操作するが、コースアウトを気にする必要はない。そのため対戦相手とのレースの駆け引きに集中できる。
一杯一杯を最適な温度で飲める自宅ワインバー
IoTワインマシン

フランス企業によるワインディスペンサー「D-Vine Connect」は、ワインを注ぎながら、その銘柄の特徴を画面でレクチャーしてくれるソムリエマシン。専用の小瓶に入った多種類のワインから飲みたいものを選んでセットすると、空気の量と温度を1分以内に調整し、そのワインが最もおいしい状態でグラスに注ぐ。また、マシンが消費状況を管理し、ユーザーが好みそうな銘柄を提案。マシンからそのまま注文することもできる。
着色料一切なし! カカオからピンク色を引き出す
天然ピンクチョコ

スイスのチョコレートメーカー、バリー・カレボーが開発したピンク色のチョコレート。無添加、着色料不使用ながら、甘酸っぱく、ベリーの風味がするのが特徴。使用するカカオは通常のチョコレートと同じだが、長年の研究でピンク色を引き出すための物質の抽出に成功した。18年3月~19年に市場に投入される予定。
低カロリー&高プロテインで米国で爆発的人気
高プロテインアイス

米国小売店の売り上げで、ハーゲンダッツやベン&ジェリーズをしのぐ勢いの「HALO TOP」。一般的なアイスの4分の1程度のカロリーにもかかわらず、プロテインは10%ほど多い。1個5.99ドル(約680円)と高価格ながら、16年度売り上げは前年比2500%を記録した。
日本上陸間近の不思議な“水”
透明コーヒー

歯の汚れを気にせず飲めると英国で話題なのが、世にも不思議な「透明のコーヒー」。一般的なコーヒーと同じロースト豆を使った「ブラック」を、独自製法で透明にする。化学調味料は不使用で、天然の素材だけで作られている。欧州に加え、今秋から韓国での販売を開始。その動きを見て、数カ月後には日本市場で販売を開始する予定だ。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2017年12月号の記事を再構成]