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津田大介、ルンバに軍配 自走掃除機は値段より性能

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NIKKEI STYLE

僕は自宅でロボット掃除機の「ルンバ」を使っている。2015年に発売された「980」で、Wi-Fi機能とカメラを初めて搭載したモデルだ。これを使い始めてから普通の掃除機の出番が完全になくなってしまった。今回、ルンバ980の最新モデルと競合するダイソンのロボット掃除機「Dyson 360 Eye」と、新モデルが登場したアイロボットの床拭きロボット「ブラーバ380j」を試用してみた。360 Eyeはルンバを買い替えたくなるほどではなかったが、ルンバにない魅力を感じた。ブラーバは個人で買い足してもいいと思ったほどだ。

ライフスタイルの革命

ロボット掃除機が革命的なのは、ライフスタイルを変えられることだ。外出している間に掃除をするから、掃除機をかける時間が必要なくなる。その10数分や数十分を毎日自由に使えるようになるというのは大きい。しかも、きちんと設定さえしておけば、掃除が済んだら勝手に充電台に戻って充電までしてくれる。

ルンバを使い始めると、家の中が散らかりにくくなるという副次的な効果もある。ロボットがくまなく掃除できるように、なるべく床にものを置かなくなるからだ。

ダイソンファンやデザイン志向の人なら360 Eye

ダイソンの360 Eyeを使ってみて、ルンバとは意外に差があるなという印象を持った。

まず360 Eyeはデザインがいい。アップル的というか、ACアダプターなどもきちんとデザインされているのはルンバにない良さだ。床に置いたときに壁を傷つけない工夫もされていて、インテリアにもなじむ。かなり存在感のあるルンバと比べてコンパクトなのもいい。

ただ、360 Eyeの最大の弱点は本体の背が高いことだろう。ルンバの9.2cmに対して12cmある。この約3cmの差が意外に大きく、僕の自宅ではベッドサイドテーブルの下に潜ろうとしてガンとぶつかってしまった。低くてホコリがたまりやすい場所こそ、実はロボット掃除機に掃除してもらいたいところなので、ここが実はルンバとダイソンの評価を分ける点かもしれない。

360 Eyeを購入する場合はルンバの最新機種とダイソンを比較検討することになると思う。ショップに行く前にあらかじめ自宅の家具のサイズを計測しておくといいだろう。

性能面ではルンバに一日の長

性能面ではルンバのほうに一日の長がある。ルンバには「バーチャルウォール」という付属品があって、ここから先は入らないでほしいというところを指定できるようになっている。2002年の発売から進化してきただけあって、こうした細かな使い勝手や基本的な掃除性能ではルンバに軍配が上がる。

実売価格は360 Eyeのほうがルンバ980より3万円ほど安い。この価格差をどう考えるかでも評価は変わるだろう。以前レビューしたダイソンの空気清浄機付ファン(記事「ダイソン扇風機、空気がスマホで見える便利」参照)を持っているという人は、同じ「Dyson Link」アプリで360 Eyeを操作できる。ダイソンの製品が好きな人は360 Eyeを選ぶといい。

入門機や買い増しに適したブラーバ

チリやホコリを吸引するルンバや360 Eyeに対し、ブラーバ380jは床拭きロボット。機能を一対一で比べることはできないが、実売価格が4万円程度で手が届きやすい。床のから拭きと水拭きの両方ができ、市販のウエットシートが使えるのもメリットだ。

すでにルンバか360 Eyeを使っている人が、その補助的な道具としてブラーバを買い増ししてもいいと思う。ルンバをかけてもどうしても掃除しきれないところが残ってしまうことがある。そういうときにルンバの後にブラーバで水拭きをすると、相当ツルツルになることを確認できた。ブラーバは個人で買ってもいいかなと思ったほどだ。

ルンバや360 Eyeは基本的に充電台を置きっぱなしにして使う。ブラーバはコンパクトで縦置きができるため、普段は洋服のクローゼットなどにしまっておき、本格的に掃除をするときに取り出すという使い方もできる。価格的にもカテゴリーが違う製品だと思う。

ルンバやダイソンは高い買い物なので、そこまでロボット掃除機にお金を出すのはちょっと……という人が手を出すとしたら、ブラーバは悪くない選択肢だろう。

価格よりも性能重視で選ぶべき

量販店での売れ筋は5万円台の国産機だという話を聞く。国内メーカーだから安心感があるということなのだろう。ルンバ980と360 Eyeは実売価格がそれぞれ12万円台と9万円台だが、向こう1年間のスパンで考えれば、月1万円ほどのコストで面倒くさい掃除から解放されるのだから決して高い買い物ではない。やはり総合的な性能を重視して選ぶといいと思う。

ルンバ980も360 EyeもWi-Fiでネットに接続し、外出先でも掃除の予約や操作ができる、いわゆるIoT家電だ。今話題のAIスピーカーなども含め、スマートホーム関連のジャンルはこれからどんどん便利に進化していくだろう。今後もこのジャンルから目が離せない。

津田大介
 ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。1973年東京都生まれ。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。

(編集協力 島田恵寿=コンテクスト、写真 佐藤久)

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