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飲む、食べる、味付けにも こんなにあるレモン活用術

日経ヘルス

2017/11/7

(写真:鈴木正美)
日経ヘルス

 爽やかな酸味と香りが特徴のレモン。ビタミンCが多く美肌づくりに役立つと有名ですが、老化予防など、ほかの健康効果がわかってきました。積極的に取り入れ、美容と健康に役立てましょう。

■美肌・疲労回復・アンチエイジング・肥満予防…多彩な健康効果

 レモンといえば、ビタミンC。1個(100g、全果)に約100mg含まれる。これは成人の1日の推奨量に相当する。ビタミンCは美肌ビタミンとして有名だが、抗酸化作用により活性酸素を消去し、細胞を若々しく保つ働きもある。※日本人の食事摂取基準(2015年版)より

 また、半年間の追跡調査では、「レモンを1日約1個(0.7個)以上とっている人は、0.3個未満の人に比べて収縮期血圧が低下していた」(サッポロホールディングスの平光正典さん)。また、食欲に関連するホルモンのレプチンは体脂肪が多い人は血中濃度が高いが、レモンを約1個(0.7個)以上とっている人はレプチンの濃度が低い傾向にあったという。つまり、レモンの摂取が、肥満の予防につながる可能性がある。

 さらに最近の研究では、レモンの皮に含まれるポリフェノールが注目されている。「白い皮の部分に多いエリオシトリンやヘスペリジンにも抗酸化作用がある。動物実験ではこれらを長期間摂取させると行動量や外見の衰えなど、複数の指標から見る老化の進行度が遅くなることがわかった」(平光さん)

 このほか、レモン果汁には酸味成分で、疲労回復効果やカルシウムなどミネラルの吸収を上げるクエン酸が含まれる。皮には抗酸化作用の強いビタミンEや香り成分のリモネンが含まれ、多彩な健康効果が期待できる。

■果皮まで食べるときに注意すべきポイント

 「海外産のものは防腐剤が使われているため、皮ごと食べるのには適さない可能性も」(県立広島大学の飯田忠行教授)。果汁は手ごろな海外産、皮を食べるなら国産と、使い分けると安心。

 国産レモンは、露地栽培ならリスボンやビアフランカ、ハウス栽培はユーレカが代表品種。比較的多く出回るのは冬。出始めのものは緑がかっている。広島県や愛媛県で栽培されている。

 スーパーなどで手に入れやすいのは米国などの海外産が多い。カリフォルニアで栽培されているのはユーレカという品種。ジューシーで酸味が強いのが特徴。旬が長く、1年中手に入る。

(左)海外産レモン、(右)国産レモン

 

【1.レモンを飲む】ビタミンCで美肌に カルシウム吸収もアップ

 これからの季節にピッタリなのが、ミランダ・カーなどの海外セレブや芸能人が実践していることで注目された「レモン白湯」。動物実験ではレモン果汁が体内の時計遺伝子の発現を促し、体内時計をリセットする作用の可能性が報告されている。朝にレモン果汁を飲むことで、目覚めが良くなるなどの効果が期待できる。

 ビタミンCがたっぷりとれるので美肌づくりにも役立つ。海外の研究では、緑茶とレモン果汁を一緒にとることで、カテキンなど抗酸化成分の吸収が促されるという報告もある。

 また、飯田教授の最もお薦めはラッシー。「乳製品と組み合わせると、クエン酸のキレート効果でカルシウムの吸収が上がる」(飯田教授)

カルシウムの吸収促進 レモンラッシー

レモンラッシー:191kcal、ビタミンC 7.0mg

作り方:プレーンヨーグルト100ml、水100ml、レモン果汁小さじ1、ハチミツ大さじ2を混ぜ合わせる。

抗酸化成分の吸収アップ レモン緑茶

レモン緑茶:5kcal、ビタミンC 3.0mg

作り方:緑茶160mlにレモン果汁小さじ1、皮をむいたレモンのいちょう切り少々を加えて混ぜる。

紅茶ポリフェノールとのW抗酸化 レモン紅茶

レモン紅茶:4kcal、ビタミンC 4.0mg

作り方:紅茶200mlにレモン果汁小さじ1を加えて混ぜる。

酸っぱさが苦手な人に レモネード

レモネード:26kcal、ビタミンC 10.0mg

作り方:ハチミツ大さじ1とレモン果汁大さじ1を混ぜ合わせ、炭酸水200mlを注いで混ぜる。

体内時計をリセットする効果も レモン白湯

レモン白湯:3kcal、ビタミンC 6.0mg

作り方: 湯200mlにレモン果汁小さじ1~2杯を加えて混ぜる。

[Point!]「レモンを搾るときに皮を下に向けると、皮に含まれている香りの成分のリモネンが果汁を伝って落ち、効果的にとれる」(平光さん)

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