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ハウステンボス(長崎県佐世保市)の園内=同社提供

ハウステンボス(長崎県佐世保市)の園内=同社提供

ロボットが働く「変なホテル」など、人を驚かす発想で話題を提供するハウステンボス社長の沢田秀雄氏(エイチ・アイ・エス会長兼社長を兼務)。現在、ハウステンボスが面する大村湾の無人島(長崎県西海市)で新たなテーマパークを準備するなど、なお様々なアイデアを形にしつつあります。今回はハウステンボス一帯を起業家や芸術家などの「面白い人材が集まる観光ビジネス都市にする」という夢の設計図を語ります。

水上移動式のホテル、寝ている間に島へ

ハウステンボスでは、無人島に新しいテーマパークを造る計画です。島は数年前に購入しました。ハウステンボスからボートで20~25分ほどの距離にあります。基本コンセプトは「無人島だから何もやらなくていいテーマパーク」(笑)。いま、無人島に渡るための水上移動式のホテルをつくっていて、近く完成します。島には井戸があって、飲料水などの心配はありません。船を着ける桟橋も造っているところです。

沢田氏が「やや手狭になってきた」というハウステンボス。写真奥に広がる大村湾に浮かぶ無人島を購入した=同社提供

沢田氏が「やや手狭になってきた」というハウステンボス。写真奥に広がる大村湾に浮かぶ無人島を購入した=同社提供

無人島の中を冒険したり、ゆったり自然の中でくつろいだり、ハウステンボスにはない新しいレジャーを提供する計画です。例えば、水上移動式ホテルに泊まり、寝ている間に島に着いて朝を迎える。そこで無人島の素晴らしい自然や海を眺めながら朝食をとるといった利用法を考えています。

恐竜のロボットなどアトラクションも徐々に増やしていきますが、基本は無人島だから、自然の中でのびのび滞在するような使い方を重視します。2018年には無人島行きの船を就航させます。

ハウステンボスの外にこうした投資をするのは、園内が手狭になってきたからです。ロボットで運営する「変なホテル」をつくったし、園内のテナントスペースも100%埋まっていて、空きがない状態です。徐々に使える土地が少なくなったから、そろそろ周りの土地を買おうかとも思っています。無人島購入もその一環です。他にも、できれば海沿いの土地がほしいですね。そこにかっこいい小さな家でも建てて、小型ボートを横付けできるような住宅地を造れたらすてきですね。別荘地ではなく、日常的に使う住宅です。

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