アメリカンライフが原点 今や日本ブランドを海外発信よくわかる セレクトショップ(2)

アーバンリサーチ(大阪市)は14年から地場産業と組んで商品を開発する「 “ JAPAN MADE ” プロジェクト」を始めた。東北の若手漁師と組み、陸でもおしゃれに着られる漁師用の作業着などをつくった。

米国の文化を持ち込んだビームスも、日本の魅力の発信に活路を見いだす。16年に全面改装した旗艦店「ビームスジャパン」(東京・新宿)では、日本をテーマに全国各地からセレクトした衣料や雑貨、伝統工芸品を扱っている。これまでは輸入ブランドを数多く取り扱ってきたが、20年の東京五輪を見据え日本文化の発信拠点にする。

■海外も高品質の日本製に注目

セレクトショップは従来、海外の良質な商品を輸入するのが主流だったが、その逆の流れが消費者に新鮮に映っている。

海外からも日本製に注目が集まっている。世界的な高級ブランドが国内の染色工場や生地メーカーと契約するなど、日本製の質の高さは海外でもよく知られる。国内市場が縮小する中、日本製を武器に海外市場に進出する企業も増えている。

TOKYO BASE は17年4月、海外1号店となるステュディオスを香港に出店。売れ行きが好調のため、半年前倒しで11月に香港2号店を開設。ユナイテッドアローズも10月、主力業態「ユナイテッドアローズ」で台湾に2号店を出店。日本人デザイナーが手掛けるブランドを押し出して、アジアの需要を開拓する。

[日経産業新聞 2017年8月23日付を再構成]

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