よくわかる

PB拡大で独自色 「とんがり減った」と一部客離れも よくわかる セレクトショップ(3)

2018/1/17

独自の仕入れで成長してきたセレクトショップだが、近年は自社のオリジナル商品を拡大している。他社にない商品で違いを打ち出せることや、ユニクロなどのSPA(製造小売り)への対抗が背景にある。ただ、一部商品が高い評価を得る一方で、セレクト独特の「とがった商品」が減っているとして客離れも起きている。

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■PBでコスト削減、粗利率も高く

UAのPB比率は5割を超す(東京都渋谷区の原宿本店ウィメンズ館)

ユナイテッドアローズ(UA)は創業間もない1992年から、プライベートブランド(PB)の展開を始めた。「仕入れだけではカバーできない商品を時代や消費者の嗜好に合わせて出せる」(同社)ためだ。

価格を抑えたブランド「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」では、PB比率が6割以上を占める。客単価は高価格帯の「ユナイテッドアローズ」より半分以下の1万円程度と手が届きやすく、2017年3月期は前の期比約6%増の売り上げだった。店舗数を今後も増やす方針だ。

PBは製造現場から直接調達することでコストを削減し、商品の価格を抑えられる。アパレルメーカーからの仕入れより粗利率も高くなる。UAだけでなく、ビームス(東京・新宿)やシップス(東京・中央)といったセレクト店もPBを採り入れている。

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