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つみたてNISA 現行制度からの切り替え、注意点は? ロールオーバー、使いづらく

2017/11/5

 2018年から始まる積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)。非課税枠は年40万円と現行NISA(120万円)より小さいが、運用益の非課税期間は20年と長く資産形成層に向いた制度だ。ただ具体的な仕組みや手続きはあまり知られていない。疑問点を見ていこう。

■同年の併用できず

 まず現行NISAから変更したい場合の手続きだ。2つのNISAは同じ年に併用できず、年ごとにどちらかを選ぶ。例えば年初にどちらかのNISA口座で買い付けすると、その年はもう一方は選べなくなる。現行NISAで自動積み立てなどをしている人が来年はつみたてNISAを選びたいなら、年内に手続きを済ませておくのが安心だ。

 次に投資対象と手法。つみたてNISAの対象は金融庁が長期の資産形成に適すると判断した114本(13日時点)の投信だ。金融機関により取り扱う投信は数本から100本超と大差がある。選んだ金融機関で「a投信を毎月3万3000円」などと契約する。「年40万円の範囲内で複数の投信を選べ、途中で変更もできる」(野村証券)

 月々の積立金額の上限と下限は金融機関で異なるが、年の途中に金額変更も通常可能だ。ボーナス時に積立金額を増やせる金融機関なら「月3万円、年2回のボーナス時に2万円上積み」としておけば40万円の枠をフルに使える。

 では現行NISAで運用している人が18年につみたてNISAに切り替えると、現行NISAの資産はどうなるのか。売却したり課税口座に移したりしなければならないと心配する人もいるが、「投資した年から5年間はそのまま非課税で保有できる」(ファイナンシャルジャーナリストの竹川美奈子氏)。

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