ホームパーティー シェフや家電のレンタルで盛り上げ

2017/11/2
おしゃれな白いホットプレートで盛り上がる
おしゃれな白いホットプレートで盛り上がる

友人を自宅に招くホームパーティーはくつろげる半面、非日常のワクワク感に欠けるもの。高級家電やプロの料理人を「ちょい借り」できるサービスで盛り上げてみてはどうだろうか。

「わ~、すっご~い! おっしゃれ~!」。記者(29)の自宅マンションで開いた日曜夜の焼き肉パーティー。友人3人はホットプレートに肉や野菜をのせながら歓声を上げた。真っ白のホットプレートを初めて見たからだ。記者は自分のセンスが褒められたようでいい気分。いつになく箸が進んだ。

ホットプレートは写真映えのする色とデザイン、煙の出にくい機構が特長のプリンセス社「テーブルグリルピュア」で、この日のためにレンタルしたものだ。買ったら2万円くらいするらしい。レンタル料金は3泊4日で3980円。宅配便の往復送料込みなので、パーティー参加者4人で割れば1000円ほどだ。女子会を盛り上げる小道具として高くはない気がする。

サイトで家電と借りる日を選ぶだけ

家電などのレンタルを手がける業者は複数ある。記者が利用したレンティオ(東京・品川)はサイトで家電と借りる日を選ぶだけなので、手間はかからない。例えばプロジェクターを借りて自宅リビングを即席のミニシアターにしたり、誕生日パーティーの様子を「360度カメラ」による動画で残したり、パーティーを盛り上げるアイデアが浮かんでくる。

レンティオの場合、宅配便の時間指定もでき、本州と四国なら前日の午後5時までに注文すれば翌日に届く。今回のホットプレートはパーティー当日の朝に届けてもらったが、多機能のデジタル家電などで初めて使うものは前日までに届けてもらって取扱説明書をよく読んでおいたほうがいいかもしれない。

一軒家などの貸し出しも

どうしても生活感がぬぐえない自宅ではなく、古民家や西洋風の豪邸、全面にクリスマス飾りのある洋室といった非日常の空間なら、パーティーはもっと盛り上がるはず。レンタルスペース仲介のスペースマーケット(東京・新宿)は1日、1時間といった単位で一軒家、レストラン、マンションの一室などを貸し出している。

豪華なクリスマス飾りのあるレンタルスペースもある

借りられるスペースは全国に約8700カ所あり、数人でのパーティーから100人を超える大宴会まで対応している。ボードゲームやこたつ、たこ焼き器など場を盛り上げるグッズを備えているスペースも少なくない。どこも貸し切りなので子連れで気兼ねせず利用できるのは大きなメリットだろう。

料金は立地やスペースの広さや設備によって異なる。最も多いのが収容人数が20人まで、1時間3000円のもので、人気もあるという。サイトで地域や収容人数のほか、「宿泊」「パーティー」といった目的、キッチンや調理器具の有無などで検索できる。

例えば、1時間5000円以内の予算で、30人収容できるパーティー向けスペースで検索すると東京都内で約150カ所もヒットした。このほか変わったところでは、築100年を超える京都市の町家が1日2万8000円、東京都港区で営業中のバルが1時間2000円で借りられる。

プロの料理人を派遣

自宅でもレンタルスペースでも、キッチンさえあればプロの料理人を派遣してくれるサービスがある。マイシェフ(東京・港)はシェフ1人が4品のコース料理を作ってくれる。注文は原則4~8人分で、1人分で5000~7000円。食材費とシェフの交通費も含まれる。苦手な食材がある場合などはメニューを一部変更できる。後片付けもシェフがしてくれる。

ホットプレートの「ちょい借り」で味を占めた記者。クリスマス会は友人と都心のデザイナーズマンション最上階を借りて、出張シェフのフレンチに舌鼓を打ち、その至福の瞬間をインスタントカメラ「チェキ」で記念撮影……などと夢をふくらませている。

(若山友佳)

[NIKKEIプラス1 2017年10月28日付]