マネー研究所

人生を変えるマネーハック

お金のストレス 将来不安は費用の「見える化」で解消 ストレスをマネーハック(5)

2017/10/30

PIXTA

 今月のマネーハックのテーマは「ストレス」でした。やや異色のテーマではあるものの、よくよく考えるとお金とストレスは切っても切れない関係であることがお分かりになったでしょう。最後はお金にまつわる「将来の不安」を取り上げます。

■誰もが持つ「ぼんやりした不安」

 「ぼんやりした不安」といえば、芥川龍之介の遺書『或旧友へ送る手記』に書かれていた一節として有名ですが、今なお誰しも抱えている問題です。なかでもお金に関する将来不安は数え上げればキリありません。働いている人たちは、

 「これからも働き続けることができるだろうか」
 「将来、今よりも年収が上がるだろうか」
 「住宅ローンを払いきれるだろうか」
 「子どもを育てるだけの経済的余裕があるだろうか」

 ――など、不安な気持ちでいっぱいでしょう。

 さらに不安なのは「老後」でしょう。

 「年金はちゃんともらえるのか」
 「退職金は出るのか」
 「老後のお金のやり繰りは大丈夫なのか」

 ――など、不安が消えないと思います。そうしたストレスはどうしたら解消できるのでしょうか。

■将来要るお金を書き出す

 かつては将来の確たるビジョンはないのに、「なんとなく未来は安心だろう」と感じている人が多かったはずです。経済成長がある程度期待でき、社会システムに対する信頼も厚かったからです。

 例えば、公的年金制度は「なんとなく信任」し、「さして疑問も持たずに加入し、保険料を負担」していたら、老後の年金はなんとかなるという時代だったでしょう。

 ところが、低成長時代の現代に生きる私たちは制度に「なんとなく不信」を抱いており、「保険料の負担には不公平感を感じ、未納する人もいる」という状況にあります。こうした人たちの増加は制度の無理解に基づく誤解も多いのですが、いずれにしても「ぼんやりとした老後不安」を抱えて今を生きていることになります。

 今は「人生100年を見据えた生き方を」とアドバイスされる時代です。長い歴史の中で、人はせいぜい10年先のことだけを考えて生きてきました。まさか30歳前後のアラサーの時期に、70年先を意識しながら生きることを求められる時代が来るなんて、過去の偉人も想像しなかったでしょう。

 しかし、そうした現状をぼやいても仕方がありません。私たちは未来がある程度予見できます。ぼんやりとした不安を軽減するためには、自分の将来を予測してぼんやりとした部分を「見える化」するしか方法はないのです。

マネー研究所新着記事

ALL CHANNEL