広瀬アリス 青年マンガに夢中、ロケには40冊持参

「好きなマンガの話をすると、『グロ系が多い』とか言われるんですけど、自分では一度もそう思ったことがなくて。単純に、面白いから読んでいるという感じです。

マンガを買うのは、本屋さん。ネットでも買えますけど、やっぱりお店に行って、帯やポップを見て決めたい。だから本屋さんにいる時間は、けっこう長いです。どれくらいいたのか、わからなくなるくらいに。

買うときは、よくまとめ買いをします。多いときで20~30冊くらい。新刊や、気になっていたものを買ったり、『この作品、知らないな』と思って手に取ったり。マンガには、そうやってコレクションしていく楽しみもありますね。本棚に『一軍』とか『二軍』とか決めて配置するのも好きなんです(笑)。

だから私、電子書籍にはあまり興味がないんです。小さい頃からずっとページをめくって読んできたので、絶対、紙で読みたい」

久しぶりにセーラー服で挑んだ主演映画

11月3日公開の主演映画は、米澤穂信氏の青春学園ミステリー小説を実写化した『氷菓』。広瀬さんは、天才的な推理力を持つ折木奉太郎(山崎賢人)ら古典部の仲間と学校の謎を解き明かしていくお嬢様の女子高生・千反田えるを演じている。

「『氷菓』はアニメが人気だったことは知っていました。でも、今回はもともとの小説の映画化。原作の世界観を大事にしようと、小説と台本を読み比べながら役作りをしました。

衣装で印象に残っているのはセーラー服。私、20歳を超えてからは、作品でも制服を着ていなかったんです。だから『ど、どうしよう、スカート短いな』みたいな(笑)。横に、作品で制服を着慣れている山崎賢人くんがいるからこそ、恥ずかしいものがありました。

難しかったのは、千反田えるのキャラクターが、自分とかけ離れていることです。えるはお嬢様で、フワフワしていて、全部がかわいい。でも私って中身が男だと思うんです(笑)。だから、クランクイン前にリハーサルを綿密にやって、同じシーンを何十回も繰り返しながら、なんとか、えるのキャラクターをつかんでいきました。

新境地は、『わたし、気になります』という決めぜりふのシーン。監督と話し合いながら、カメラ映りなども気にして、できる限り、かわいくしたつもりなので(笑)。そこはちょっと、注目していただけたらうれしいです」

広瀬さんが演じる千反田えるの決めぜりふは「わたし、気になります」。この言葉がきっかけになり、主人公・折木奉太郎は謎を解くことに

家族に笑顔をもたらす、幼い頃の文集

映画で最も大きな謎の鍵を握るのが、学生運動華やかなりし時代に古典部で編まれた『氷菓』という文集。そこには「あまりにも人間味にあふれた」(広瀬さん)ドラマが潜んでいるのだが、広瀬さん自身の、文集にまつわる思い出は?

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