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「ある日の朝、会社に行くと上司が外国人になっていた」。こうした話を耳にすることが珍しくなくなってきましたね。とはいえ、実際に自分の身に起こったらどうでしょう。そんなときのために心得ておきたい英語コミュニケーションの勘どころを、日経ビジネススクール講師で英文ビジネスライティング教育のプロ、ポール・ビソネット氏に教えてもらいます。

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日本で働く外国人が、日本人の部下や同僚について愚痴らしきことを漏らしている場面に遭遇することがあります。彼らが、まるで出来の悪い子供のように日本人スタッフのことを語っている様子を見ると、私は非常にやるせない気持ちになります。日本人の勤勉さ・能力の高さは、世界に誇るレベルです。

ただ、仕事ができる日本人の皆さんでも、それをすべて英語でこなすとなると、当然ハードルが高くなります。外国人上司が日本人の部下に対して、何か英語で指示を出し、部下から質問がなければ、「分かったんだな」と思うわけです。それでもし失敗したら、そんなこともできないのかと、ため息をつかれてしまう……。ある日突然、外国人上司/同僚を持つことになった日本人ビジネスパーソンにとって、まずはこのようなシナリオを防がなくてはなりません。

外国人上司としても、日本人の部下や同僚が自分の指示を理解できているか、ちゃんと遂行してくれるかどうかを不安に感じているのです。ですから、もし少しでも「理解できていないかも」と思うときには、積極的に上司とコミュニケーションを取ってみることが大切です。

(1)自分の英語力の限界を率直に伝える

最初の段階で、日常的な会話が成立するからという理由であなたの英語力が過大評価されると、ネイティブスピードの英語が襲いかかってきます。一度入ってしまった上司のネイティブスイッチをオフにするのは大変です。

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