マネー研究所

人生を変えるマネーハック

無理なくお金をためる ストレスフリーの貯蓄法 ストレスをマネーハック(4)

2017/10/23

PIXTA

 今月のマネーハックのテーマは「ストレス」です。お金にまつわるストレスの解消法について、散財を抑える、年収増を実現する、節約のやり方を見直す、といったように提案してきましたが、今週は貯蓄を取り上げます。

 貯蓄をしなければいけない、というプレッシャーを感じている人は多いと思います。特に、貯蓄の原資を確保しようとしても節約がうまくいかないという人はダブルでストレスを覚えるでしょう。

■節約もストレスなら貯蓄もストレス

 節約もストレスなら貯蓄もストレスなんて、ややこしい世の中です。ストレスというものには形がなく、同じ条件であってもストレスと感じる人と感じない人がいるというのが、特徴であり難しさでもあるわけです。ストレスなく貯蓄を実践する方法はないものでしょうか。

 実は「ため方」のちょっとした違いでストレスの感じ方は変わってきます。同じ「月1万円」の貯蓄を実行するとしても、「給料振込日の前日」と「給料振込日の当日」では感じ方が異なるからです。

 1カ月を節約して過ごし、給料振込日の前日に1万円の残高を残し、1万円貯蓄する、というのは苦痛を伴います。往々にして「まだ残高は1万円もある。この1万円で何か別の楽しいことが実現できたのに……」と思いながら貯蓄することになるからです。

 しかし、給料振込日の当日に、貯蓄すべき1万円を先取りして別口座にとりわけ、最初から1万円少ない手取りで1カ月生活したとします。給料振込日の前日にはメインバンクの口座はぴったりゼロ円だったとしても、1万円の貯蓄は成功します。

 どちらもやっていることは「1万円の貯蓄」ですが、ストレスの総量は後者の方が少なくなります。

■自動引き落としでストレス軽減

 このとき、お金を自動的に引き落とすことがポイントになります。いちいち銀行などに行っていたのでは面倒というストレスが生じるからです。

 面倒であることをいとわず、お金を毎月メインバンクでおろし、隣のコンビニに移動、サブバンクのネット専業銀行に入金する、という手間をかけられる人は苦労せずにお金がたまる性格です。しかし、普通の人は難しいでしょう。面倒だからとついついサボるようになっては、お金がたまりません。

 行動経済学ではメンタルアカウンティング(心の会計)という考え方があります。人は心の中にいくつか会計勘定を持ち、お金を仕分けする傾向があります。手元に入ってこないお金は最初から「なかったもの」と認識するのです。結果は同じことなのにため方によってストレスが軽減されるのなら、実践しない手はありません。

マネー研究所新着記事

ALL CHANNEL