料理の味付け軸に 赤・白ワインをペアリング
ワインバー「ル フラマンローズ アムリタ」
福岡市内で、ワインバーの店がまだ数少ない頃からブルゴーニュワインを主体に料理と一緒に紹介している。バーカウンター、個室、テーブル席があり、オーナーソムリエの牛島治さんは来店する客の時間帯によって空間の使い方、料理に幅をもたせている。
料理にあわせてワインを味わうペアリングがおすすめだ。料理に2500円(60ミリリットル4杯)か、3800円(100ミリリットル4杯)を追加するスタイルで、コース料理(5500円、税別)でも楽しめる。料理1皿に2種類の厳選されたワインを提供。もちろんワイン以外の飲み物もある。
シェフ人気のスペシャリテの1つ「ずわい蟹(がに)と蟹(かに)味噌の冷製フラン」は、コンソメジュレに彩り豊かな野菜の一品で白ワインと一緒に。トリュフやジビエには、赤のブルゴーニュワインの中でも香りが高く熟成感があるものがいい。食事がすんだ後では、軽いおつまみに魚介系の料理も人気だという。
「素材よりも味付けに接点を見つけた方がペアリングはいい」と牛島さんがいうように、ワインが調味料としての効果を生んでいるようだ。
食事をしながらワインを飲むと何が足りないのか分かり、味の表情が変わる面白さがある。幅広いニーズに応えてくれるので大切な方とぜひ訪れたい店だ。
(千葉いずみ)
〈る ふらまんろーず あむりた〉福岡市中央区警固2の13の17サムティ警固タワー地下1階 電話092・711・8246
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。