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ご当地食材が集合!レトルトカレー食べ比べランキング

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NIKKEI STYLE

実りの秋は食材が豊富にそろう季節です。なかでも、地域の食材を使った「ご当地カレー」は品質やブランド力が年々向上し、アンテナショップや道の駅などでも不動の人気に。近年では、レトルトのご当地カレーを100種類以上もそろえる専門店やスーパーも登場し、気軽に購入できるようになりました。

そこで今回は、ご当地感満載のレトルトカレー17種類を食べ比べ。具材は肉、魚介、野菜、フルーツと幅広く集めました。価格は500~900円台と、一般的なレトルトカレーよりもちょっと高め。贈答用として使える商品もあります。

食べ比べをしたのは食の専門家である4人。味、香り、具材、価格、パッケージ、利便性などを総合的に審査。ベスト3も発表します。

気になるその味は? さっそく実食してみましょう!

さくらんぼ、いちごも主役! フルーツや野菜のカレー

ご当地ブランドとして知名度の高い野菜やフルーツは、カレーに欠かせない食材です。野菜のカレーはよくありますが、フルーツも隠し味の定番。しかし、フルーツが主役となると、どんな味なのでしょう。

まず審査員から驚きの声が上がったのが、フルーツのカレー。山形産さくらんぼの果肉が入った「さくらんぼカレー」(後藤屋、648円/200g)と、栃木産の「とちおとめ」を使用した「いちごのカレー」(永井園、540円/200g)です。

斉藤さんは、さくらんぼカレーに「ソースがピンク色! この色合いは流行りのキャラクター料理にも活用できそう。果肉もしっかりあって、爽やかな酸味が女子向きかも」とコメント。兼松さんはいちごのカレーに「見た目はカレー色だけど、いちごの甘い香りが漂ってギャップがおもしろい。カレーをじゃませず、マッチしています」と好印象の様子。話題性があるだけではなく、カレーらしさを消さないしっかりした味に審査員も納得です。

熊本・有明ファームで栽培されたきのこ5種類を使用した「くまモン 玉名立願寺きのこカレー」(四ツ山食品、540円/200g)は、「食べる前からきのこのよい香りが漂います。濃厚なソースに仕上がっているので、ドリアにしても楽しめそう」(伊能さん)。

山形県の郷土料理、いも煮を和風カレーに仕上げた「いも煮カレー」(後藤屋、648円/220g)の箱の裏面には「うどんでの食べ方」が記載されていました。斉藤さんからは「サトイモがゴロッと入っていて、和風の味付けがうどんにも合いそう。山形なら、そばでも試してみたい」と、アレンジ方法のコメントも。

海の幸が満載 海鮮のカレー

海に面した地域では、ご当地の海産物が豊富。ホタテ、イカなどのレトルトカレーは、ソースにもうまみが浸透して個性が出ています。

魚介の存在感がしっかりアピールされたカレーが多数。なかでも富山県の「富山郷土 白えび・ほたるいかカレー」(タカズミ、540円/200g)に注目が集まりました。「白えび、ほたるいかが丸々入っていてびっくり。魚介の味を楽しめてぜいたく」(牛田さん)、「水揚げの様子を描いたローカル色の強いパッケージで、直球勝負しているのがよい。カレーソースの中にも、しっかり魚介のうまみが凝縮されています。ただ、魚介の存在感が逆に好みを分けてしまうかも」(斉藤さん)

北海道のご当地カレーとして有名なスープカレー。スパイスを専門とする伊能さんは、「ほたてスープカレー」(しんや、648円/250g)に「複数のスパイスをミックスしたガラムマサラの香りが後を引くおいしさ。ホタテや玉ねぎの甘さもあり、絶妙なバランス」とスパイス感に好印象でした。

和風のパッケージながら洋食のような味わいに審査員の関心が高かったのが、福井県の「越前いかカレー」(クッキング福井、648円/210g)。「イカのコクと風味がしっかりある。赤ワインがアクセントになっていて、どこかおしゃれ感も。幅広い年齢層に受け入れられそう」と斉藤さん。

ブランド銘柄に注目、肉のカレー

レトルトカレーの中でも圧倒的に種類豊富なのが肉類。特に、銘柄肉をアピールした商品が多いのが特徴です。

北野エースやマルエツなどのスーパーでも目にするようになった岐阜県の「ビーフカレー 飛騨牛」(吉田ハム、979円/220g)には「牛肉のうまみがすごい」と絶賛の声が全員から聞かれました。「牛肉が柔らかくて食べやすい」(兼松さん)、「牛肉の脂分がしっかり出ていて、カレーソースのうまみと絶妙なバランス」(牛田さん)。「パッケージが上品。価格的には自分用よりも、贈り物として活用したい」という声もあり、他の商品との差別化がしっかりアピールされています。

前述の「富山郷土白えび・ほたるいかカレー」同様に、地域の風景をパッケージに採用した「富山郷土城端ふるさとポークカレー」(タカズミ、540円/200g)に伊能さんは「これをシリーズで集めたら、その土地を知るよいきっかけにもなるかも。実際に行きたくなる」とコメント。9銘柄ある「とやまポーク」のひとつである城端ふるさとポークには「肉の甘みがカレー全体に出ていてホッとする味」と斉藤さん。「豚肉を赤ワインで二晩漬け込んでいるだけあって、大人っぽい味わいに仕上がっています」と、普段からワインをたしなむ兼松さんも納得のようです。

それでは、ご当地レトルトカレー17種類を食べ比べた結果、ベスト3の発表です!

第3位 「レモスコ牡蠣カレー」(ヤマトフーズ、594円/200g)

広島県の瀬戸内海沿岸部は、レモンとカキの名産地。そんな名産がたっぷり入ったレトルトカレーが、第3位に選ばれました。特徴は、国産レモン発祥の地といわれる生口島のレモンが原料の「レモスコ」(レモンと藻塩を使ったご当地ホットソース)を使用していることです。一晩レモンに漬け込んだ味わい豊かなカキを加え、レモスコでアクセントをつけています。同商品は、ヤマトフーズのホームページ「瀬戸内レモン農園」から購入可能です。

手に取りたくなるようなパッケージを絶賛する声も。「鮮やかなパッケージが目を引きますね。瀬戸内の光景と名物が分かりやすく表現されています」(斉藤さん)。味に関しても高評価で「酸味と辛みに負けないカキのうまみ、12種類のスパイスで深みもしっかり効かせていてバランスがよいです」(伊能さん)。レモスコが好きだという牛田さんは「広島特産品のブランディングが上手。レモスコの唐辛子の辛みとレモンの酸味がカレーにビシッときまっている」。レモスコを初めて知った兼松さんは「食べた瞬間はあまり感じなかったけれど、あとからしっかりレモスコの辛みを感じられてびっくり。カレーとレモスコをセットにして買いたくなります」。味はもちろんのこと、ブランディングに関しても高く評価されました。

第2位 「関東・栃木レモン牛乳カレー」(永井園、540円/200g)

第2位もレモンの特徴をいかした商品です。2017年8月に発売された「関東・栃木レモン牛乳カレー」は、栃木県出身者ならば「懐かしい!」という「レモン牛乳」の味わい。「栃木感」を存分に押し出せる商品として、企画からスパイスの配合、開発まで8カ月かけて商品化されたそうです。販売範囲はまだ狭く、栃木県内のイベントで販売されているほかは、都内のレトルトカレー専門店で取り扱いがあります。今後、アンテナショップにも置かれるようになれば一気に話題になりそうです。

食べた瞬間、「まさにレモン牛乳」と審査員一同が驚きました。「思わず笑顔になるおいしさ。マイルドな味で、ごはんにしっかり合います。サプライズプレゼントにもぴったり」(牛田さん)、「まろやかな仕上がりになっていて、レモンの皮の苦味と爽やかさがよいアクセントに」(兼松さん)。

ジャパンフードセレクション最終審査委員でもある斉藤さんは「レモン牛乳を最大に生かした開発者の思い入れに拍手。子どもにも好まれそうな味です」と感心した様子。「今年はライスにかけて食べるシチューが注目されていますが、イメージはそれに近いかも。ターメリックがうまくレモンカラーの黄色を補っています」(伊能さん)。このカレーはかなり味のインパクトが強烈だったようで、試食が終わってもしばらく審査員たちの興奮が続きました。

第1位 「奥美濃古地鶏黒カレー」(とり沢、700円/210g)

1976年に養鶏農家として創業した、岐阜県の地鶏専門店「とり沢」が製造するレトルトカレーが第1位に輝きました。1941年に天然記念物に指定された岐阜地鶏を品種改良したのが「奥美濃古地鶏」。この地鶏は岐阜県産の飼料米を食べさせて育てています。食感を損なわないよう煮崩れにも注意して調理しているので、肉の存在感も抜群。ふるさと納税の返礼品にもなっていて、地域が誇る逸品です。

審査員一同、「さすが鶏肉専門店!」と歓喜の声。「品種にこだわりがあり、くせのないうまみのある鶏肉が気に入りました。黒カレーソースの濃厚さと鶏肉のうまみのバランスが抜群」(斉藤さん)、「スパイスの香りがよく、鶏肉の存在感もしっかりあって飽きない味。同じシリーズの手羽先やわ煮カレーと合わせて常備したい」(伊能さん)。牛田さんは「700円はお得。お歳暮にも利用できる高級感あるパッケージです。年末年始の忙しい時期に自宅にあったら便利」。岐阜県出身の兼松さんも「会社の上司や目上の人へのお土産にもぴったり。名産品アピールにもなって自慢できますね」と太鼓判。ご当地感、味、パッケージなど総合的に高評価となりました。

今回の食べ比べは、ご当地食材と地域の特徴をいかしたレトルトカレーがそろい、まるで旅をしているような気分にもなりました。常備食としても買いそろえたいものばかり。ぜひレトルトカレー選びの参考にしてみてください。

[今回対象にした商品(順不同)]
【北海道】流氷カレー(しんや)、ほたてスープカレー(しんや)、帆立カレー(しんや)、タラバ蟹カレー(しんや)
【山形県】いも煮カレー(後藤屋)、さくらんぼカレー(後藤屋)
【栃木県】いちごのカレー(永井園)、関東・栃木レモン牛乳カレー(永井園)
【富山県】富山郷土白えび・ほたるいかカレー(タカズミ)、富山郷土城端ふるさとポークカレー(タカズミ)、富山郷土氷見和牛カレー(タカズミ)
【福井県】越前いかカレー(クッキング福井)
【岐阜県】ビーフカレー 飛騨牛(吉田ハム)、奥美濃古地鶏黒カレー(とり沢)、奥美濃古地鶏手羽先やわ煮カレー(とり沢)
【広島県】レモスコ牡蠣カレー(ヤマトフーズ)
【熊本県】くまモン 玉名立願寺きのこカレー(四ツ山食品)、くまモン 長州清源寺トマトカレー(四ツ山食品)

(取材・文 GreenCreate)

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