2017/10/23
「ペリカンカフェ」を出店した「パンのペリカン」では、「食パン」と「ロールパン」のみを作り続けてきた

同店を訪れてみて改めて実感するのが、食材とやさしく調和する食パンそのもののポテンシャルの高さだ。

「パンのペリカン」4代目の渡辺陸さんは、「うちのパンは、ご飯のように食べられる自然な味わいを目指しています。ほかの食材と一緒に食べた際に、パンのおいしさが最も際立つように作っているんです」と説明する。

生地における粉の分量は、一般的なパンに比べると比較的多め。作るパンが2種類のみなのは、店のポテンシャルをそのベーシックな味わいに集中させるため。この先々代からの方針は今後も変わらないという。

一方で、世の中の嗜好に合わせてパンの原材料である砂糖や塩の配合は少しずつ改良を加えている。日々の気温や湿度に合わせて、材料の分量も毎日細かく変えているという。

「ペリカンカフェ」のスタッフの面々。このほど公開されたドキュメンタリー映画にもいきいきとした働きぶりが描かれている

カフェを切り盛りする「ママさん」は、陸さん(写真左から3番目)のお母様である渡辺馨さん(同左から4番目)。カフェのメニュー監修はイタリア料理研究家のパンツェッタ喜久子さん、そして同店のシェフはフレンチの分野で活躍していた伊藤俊文さん(同右から3番目)が担当している。

スタッフによるきびきびと明るい接客は下町ならでは。馨さんは「お年寄りから子供さんまで、どんな世代でも気軽に来れて、居心地のいいお店を目指しています」と笑顔で語る。

このほど「パンのペリカン」に密着したドキュメンタリー映画も公開された。シンプルで変わらない味を生み出し続ける「ペリカン」ブランドの挑戦に、これからも目が離せない。

<メニュー>

炭焼きトースト 単品320円(ドリンク付540円) / 黄色いチーズトースト 540円 / ハムカツサンド 650円 / フルーツサンド 860円 / 本日のサンドイッチ 540円~ / 本日のトースト 480円~ / ブレンドコーヒー 430円 / ワイン (白・赤) 480円 (料理+ドリンクで50円引き) ※価格は税込み

ペリカン カフェ
住所:東京都台東区寿3-9-11
電話番号:03-6231-7636
営業時間:8:00~18:00(ラストオーダー 17:00)
定休日:日・祝
上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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