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トースト用に炭焼台を特注 食パン老舗、こだわりの味

2017/10/23

浅草・田原町で1942年から続く老舗「パンのペリカン」。創業以来、「食パン」と「ロールパン」2種類だけを作り続けるというスタイルを貫く有名店だ。その変わらないおいしさには定評があり、全国からパンを買い求める客が日々訪れ、店の前に行列ができることも珍しくない。その「パンのペリカン」が2017年8月28日、同じ国際通り沿いに、「ペリカンカフェ」を出店した。

Summary
1.創業75年、浅草の老舗「パンのペリカン」がカフェをオープン
2.特注の炭焼き台で焦げ目をつけた「炭火焼トースト」
3.パンをよりおいしく楽しむためのサンドイッチメニューが勢ぞろい

「ペリカンカフェ」は、コーヒー豆とペリカンを模したトレードマークと、赤いサンシェードがどこか懐かしさを感じさせる路面店。パンの有名店が出店したカフェとあって、店内はいつも満員御礼状態。1日中ひっきりなしにお客が訪れ、予約表に名前と人数を書き込んではまた戻ってくるという光景が日々繰り返されている。

フードメニューは全16品。サラダやスープ、特製のビーフシチューに加え、「ペリカン」の食パンを使用したトーストやサンドイッチがずらりと並ぶ。今回は、その中からぜひとも食べていただきたいメニューを紹介しよう。

「ペリカンカフェ」で一度は食べていただきたいのが「炭焼きトースト」。同店は朝8時にオープンするので、モーニングとして食べるのにも最適な一品だ。

炭火の焼台は、火と網の間隔を何度も試行錯誤して設置した

このトーストは、「ペリカン」で販売している「角食1斤」サイズの食パンを、3センチの厚さにカットしたもの。トースターではなく、特注の炭火焼台を使用してトーストする。

カフェの開業に当たり、メーカーと一緒になって火と網との距離を何度も試行錯誤して設定したという炭火焼き台は、ようやく理想の高さに辿り着いたという最終兵器。ものの数分で格子状のおいしそうな焼き目を付けつつ、遠赤外線の効果によってパンの水分とうまみをギュッと閉じ込めることができる。

じゅわ~っとバターが溶け出したトーストを2つに割くと、しっかりと詰まった中の生地から、ふわりと小麦の甘い香りが漂ってくる。一口かじりつくと……、これはおいしい!

トーストには日替わりで、こだわりのジャムが添えられる

焦げ目がついた表面部分はサクッ、カリッと香ばしい風味。と同時に、ムギュッとした歯ごたえのある生地からは、噛むたびにやさしい甘みが何度も立ち上がってくる。

そう、「ペリカン」といえばこの甘く香ばしい香りと、キメ細かく引きの強い生地が特徴。使用する原材料はカナダ産強力粉と砂糖、バター、イースト、食塩のみ。極めてシンプルながら独自色の強い味わいを確立し、「やっぱり食パンはペリカンでなければ」と多くの人を引きつけ続けているのだ。

なお、トーストに添えられているジャムは日替わりで、この日は新潟・佐渡、さかや農園のオーガニックブルーベリージャムが登場。フルーティーかつほどよい甘さでパンの香りを引き立ててくれる。注文の際には、ぜひジャムにも注目してほしい。

「炭火焼トースト」にはセットでドリンクを付けることも可能。コーヒーは「ライブコーヒー」(東京・築地)で焙煎しているオリジナルの「ペリカンブレンド」。コロンビア、ブラジル、モカと3種類の豆を使い、いずれもフェアトレードによる。また、90%以上がオーガニックだ。味は、トーストやサンドイッチの味わいを邪魔することのない、絶妙なバランスの軽さと酸味に仕上がっている。

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